こんばんは。
先週は本当にどうでも良い記事を書いてしまったなと反省している森木です。
さてさて。
今回は、いつか書こうと思って忘れていた、ボロ市のことについて書きたいと思います。
ボロ市とは!
毎年12月の15、16日と1月の15、16日に開かれるフリーマーケット的なやつです。来場者の半分以上がおじいちゃんおばあちゃんです。
フリーマーケットと言ってもとにかく規模が大きくて、世田谷線の世田谷駅と上町駅の2駅分の距離で開かれています。
そもそも世田谷線ってなんぞやって感じだと思いますが、三軒茶屋と下高井戸をつなぐ2両編成の路面電車です。
私は中高と世田谷線を使って通学していたし、このローカルな感じが結構好きだったのですが、初めて世田谷線を見た友達に「なにこれwwwちっさwww」と言われた時は、確かに世田谷でこれだよ!と思うことしかできませんでした。
だけどその代わりに電車に乗る人は限られていたので、すぐに顔を覚えることが出来ました。
覚えただけで何もなかったのですが、そこで何人ものサラリーマンに恋をした話はいつかしたいと思います。
すみません。
写真を撮ったのは良いのですが、今見てみたら結構人の顔が写っていて、大丈夫そうな写真がこれしかありませんでした。
風船しか売ってないみたいになっちゃいましたが、ボロ市はもっと、食べ物とか特産品とか着物から懐かしのおもちゃ、古本や絵、くじびきに雑貨にとにかく色々売っています。
あとは、すごく良いなと思ったのが、手編みの手袋とかマフラーが売っている出店があって、お客さんがくるまで出店者のおばあちゃんがその場で何かを編んでいた光景です。
それに、小学生の男の子たちがトレーディングカードのお店に集まって、女の子はジャニーズのポスターのお店に、女子中学生がキーホルダーのお店で「おそろ買おうよ!」って言っているのを見たときに、なんかまだこういうのがあって良かったと思いました。
お部屋でゲームとかスマホばっかりしてないで、外に行って、あと、繋がりはネットだけじゃないんだよっていう気持ちは忘れないでほしいです。(噛みしめ)
私が世田谷に引っ越してきたのは中学1年生の頃で、確かその年にいとこのお母さんがボロ市で買ってきてくださって(こんなに美味しいものがあったなんて!!!)と衝撃を受けた食べ物がありました。
以来、それを食べるためだけに毎年ボロ市に行っていたくらいに、その食べ物の虜になっていました。
これは確か高校一年生のときの話です。
また今年も大好きなそれを食べられる!とわくわくしながら、寒空の下、列に並んでいました。
自分の番になり、お店のお兄さんに「持ち帰りたいので、袋に入れてください」と言ったら、お兄さんが「ん?」と聞き返してきたので、人も多いし聞こえなかったのかなと思い、「えっと…袋に入れてください」ともう1度言いました。
すると、そのお兄さんがニヤニヤしながら「良いよ。入れて欲しいんだろ?」と言ってきたのです。
私は思春期が人よりも長かったので、このお兄さんのセリフが完全に卑猥なそれにしか聞こえませんでした。
それと同時に、あくまでも店員と客の普通のやりとり感を出しつつも、あんなに悪い顔で、しかも生粋のJKに平然ときわどいことを言うというテクニックを使ってきたお兄さんに対して、本能的に”ヤバい”と思いました。
それ以来、こわくなってその出店には行っていません。
どうしても食べたくなった年には、ちょっと離れたエリアに行くと同じ食べ物を売っているお店があるのでそっちに行っています。
この時期になるといつもそのエピソードを思い出すのですが、今年その出店の横を通ってみたら、またあのお兄さんがいました。
よく見たら、釣り目で顔がシュッとしていて完全にS顔で、4年経っているのにあの頃と全然変わっていませんでした。
もう思春期も終わりかけてるし、次は久々に行こうかなって思いました。
最後に、ボロ市ですごく可愛いなと思って買ったもの。