森木製菓

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森木製菓

果たして社長になれるのか!?

将来のことが不安になったときに観て欲しい映画『きっと、うまくいく』

こんばんは!
夏が来るから海に行きたい森木です。



今日は、上映時間が3時間くらいあるのにも関わらず、大好きすぎて10回以上観ているインド映画、きっと、うまくいくについて語りたいと思います。

ネットでの評価を見てみたら、4.5/5とかかなり高め。
実際にすごく良い作品で、皆さん(特に就活生)に心の底から観てもらいたいので、あまりネタバレしないようにしながら書いていきます。



まず、登場人物。

主人公のランチョー


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小さい頃に両親を亡くしており、お金持ちの家に手伝いとして預けられる。
そのため学校には行かせてもらえなかったが、貰った制服を着て授業に潜り込んでいたくらい勉強が大好き。



主人公のルームメイトのファルハーン


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産まれた瞬間に「お前をエンジニアにする」と家族に宣言され、ICU工科大へ。
趣味は動物の写真を撮ることで、その腕もかなり良い。というか、実は写真家になりたい。


よく笑う良い人です。
本当にやりたいことを心のどこかにしまっている人が多い気がするので、彼に共感する人は沢山いるのではと思います。



そしてもう1人のルームメイト、ラジュー


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父親は病気で、母の稼いだお金の半分は薬代へ。そして姉は未婚。とにかくお金が無い。
家族のためにもエンジニアになることを目標にしているが、恐らくそんなプレッシャーのせいで不安が強すぎる神頼み系男子。神頼み系男子?



通称"サイレンサー"。


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成功を重視。
とにかく1番になりたいという気持ちが強く、他人を蹴落としてでも上に行こうとする。



最後に"ウイルス学長"


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義理も人情もない。
書く時間を省くための両利きで、ボタンが面倒だから服も全部マジックテープ。とにかく効率良く生きていたい。






「優秀さを求めれば、成功は自ずとついてくる」


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これは本当に良いセリフ。
いつの間にか成功にばかり目がいってしまうことってありますよね。
この映画でもあったんだけど、学生でいったら学力試験で頑張った結果とれた1位ではなく、とにかく1位と思って勉強してしまうような。
それも大切なのかもしれないけど、前者の方が純粋だし、そういうものって強いんです。なんか分からないけど強いんです。
優秀さを第一にするとその場ではお金にならないことが多いかもしれないけど、それでもいつかきっとどこかに繋がると信じています。
なんかスティーブ・ジョブズって感じですね。(言い方が頭悪い)


あとはこれ関連でもう1つ。


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サイレンサーが代表をするスピーチでの原稿を打ち込んでいるシーン。
彼は他の地域から来たため、まだ言語に慣れていないというか、私たちでいうと英語の文章を読む感じだと思います。

例えば、「このプリントの英文について、丸々テストに出します」と言われた際に皆さんはどうしますか?

丸暗記するのも手かもしれませんが、そうすると文章を並べ替えられてしまったときに混乱してしまいますよね。
だけどきちんと意味も理解して覚えておけば、そういう心配はないし、後々応用することもできると思います。
効率の良さよりも、物事の本質を捉えることが大切というのを教えてくれるシーンです。
でも就活をしていると、求められているのは効率の良さとずる賢さなのかもしれないな~と思う場面が多々あります。
この就活と素直さについても映画の後半で少し触れていました。



「頸部への圧迫で死に至ったとあるが、ここで4年間受けた圧迫のことは?」


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より良い作品にしようと、提出期限が遅れてしまった生徒、ジョイの父親に対してウイルス学長は「お宅の息子は留年するので、列車のチケットはとらなくていい」と電話をします。
それを聞いたジョイは自ら命を絶ってしまうのですが、お葬式の日、ランチョーは学長に対して「これは自殺ではなく、殺人だ」と言いました。

これって稀なことではなく、実際にインドの自殺者の数は凄く多い。
2012年の自殺者数を見ると、インドが最多で25万8075人。ちなみに日本は3万1997人です。
ただ人口とかも考慮すると、日本の方が割合的には若干高い。
世界の自殺者「年間80万人超」WHO報告 最多はインド、日本は平均上回る

インドはITの国らしいので、エンジニアの道を進むのが一番安定しているのかな。
行ったことがないので分からないけれど、この職に対する執着とか国民性の部分で日本と通じ合うものがあるのでしょうか。
自殺率が通じ合うってなんか複雑だけど。

あと、自殺は良くない!と言う人がいるけれど、自分や周りにとって一番良い方法を考えたときに「死」にたどり着いてしまうことがあるんだと思います。
思い立ってやることとして世界一周とか独立とか退職とか色々あると思いますが、こういうのって仮にうまくいかなかったとしてもまた別の道を選んだり、あるいは誰かにすがるなりで、生きていこうと思えば生きていけるじゃないですか。
だけど自殺って同じ"決意"だとしてももう取り返しがつかないし、その1つの差が上にあげたものと比べると圧倒的に大きすぎるんですよね。当たり前のことを言っているようだけど。
生きていればどの瞬間かに必ず良いことはあるのだけれど、きっと死にたどり着くときはこの先どの道に進んでも希望がないと思ってしまって、それかその幸の後にくる不幸が怖かったりするのかもしれない。
幸も不幸もお互いがあるから成立するのであって、だからどっちがどうとか考えないようにしたいですね。




「心はとても臆病だから麻痺させる必要がある」


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この映画の代名詞でもあるAal Izz Well(All is well)」という言葉をファルハーンたちに教えるときに、ランチョーが言ったセリフです。

音楽がとても良くて耳から離れなくなるので、是非一度聴いてみてください。


All Izz Well [Full HD Song] 3 Idiots

いや、是非というか聴いてください。
人生で2つだけ推せるものがあるとしたら、武井壮さんとこの映画をあげるくらい最高なんです。

ただYoutubeにあがっているのは字幕が英語なので、ピックアップするとこんな感じ。


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私は最初(この主人公、頭が良いから色々とうまくいってるな~)とだけ思っていたのです。けれど、そんな彼が、自分の心がビクビクするたびにこの言葉を言い聞かせながら今までやってきたんだということに2周目で気が付き、めちゃくちゃ感動しました。

人間が本当に怖いと思うのは、その恐怖を抱いた対象(お化けとか)ではなく、「怖い」と思ってしまっている自分の心に対してだって言いますからね。
だけど、自分の心を操るのもそう簡単なことではなくて、やっぱり自分自身を信用していないと出来ないと思います。
困難が起こるたびに「All is well(うまくいく)」と言い聞かせて成功体験を積みながら、そういう力を少しずつでも身につけていくのが良いのかなと思いました。








あと、この3人の組み合わせって最強だと思うんです。

ファルハーンやラジューは家族のことばかり考えている一方で、家族がいないランチョーはそういうプレッシャーもしがらみもないから、本当に"自分"として生きることができているんですよね。
例えば、工学を学ぶことが好きなのに、なかなかいい成績をとることができないラジューに対してランチョーは神頼みに必死になりすぎだという指摘をします。
確かにラジューは不安が強すぎるあまり、何かと祈ったりして神様に頼っているのです。
でもこれはすごく分かる。(どうしようどうしよう)という気持ちが強すぎて、目の前のことができずにそっちばっかりに気が向いてしまうことってありますよね。

あとはラジューみたいに「家族はお金が必要だし、大好きな工学を生かしてお金を稼ぎたい」と、家族が求めていることと自分が欲しているものが一致していればいいと思うのですが、ファルハーンのように「家族は大切だし感謝しているけど、本当はやりたいことがある」という人にとって、そんな彼は偉大な存在であるように思います。



そして、ランチョーは本当に良い。
今まで最高エピソードを沢山書いてきましたが、他に個人的にツボなところがあって、先輩に気に入られるための行事には参加しないし、教師とはしばしば対立をするんです。


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でもこれって自分の核がしっかりしているからできることなんですよね。
私もそうですけど、だいたいの人は他人、特に権力のある人に気に入られたいという気持ちがあると思うのですが、彼にとってはそんなのはどうでも良いんです。
他人が自分をどう思おうが関係ない。
そして友達を想って泣く一面もあります。
あとはすごい秘密を持っているのですが、それは是非映画で確認してみてください。



最後に、『きっと、うまくいく』を観て思ったことを2つにまとめると、「将来ではなく今に集中する」ということと「自分があるのは強い」ということです。

さっきの歌にもありましたけど、将来どうなるのかなんて誰も分からないのだから、先のことを気にして変に考えすぎてしまうのでなく、きちんと今目の前にあるものをこなすのが大切だということ。
心配することによって将来が変わるのならいくらでも心配するけど、実際そんなことはないし、それだったら自分を高めるためにもとりあえず何かにとりかかるのが良いんですよね。

あとは、どれが本当に正しいとか間違っているかとかもよく分からないから、結局自分が目で見たものや経験したことを軸に判断していくしかないのです。
例えば、私が過去にサメに救われたことがあったとして、だけど世間のサメに対するイメージはあくまでも"怖い"じゃないですか。
だからサメはみんなから避けられてしまいますが、なんというか結局人間が全部決めてしまっているし、人数が多ければ多いほど信ぴょう性がある感じがしますよね。(うまく言えない)
もしかしたらサメは良いことをめちゃくちゃしているのに、人間が殺されたときだけニュースになっているのかもしれないし、サメが実は怖いか優しいかって分からないから、それだったら自分が正しいと思ったことが正解で良いんじゃないかなと思います。ただそれを他人に押し付けないようにしたいです。

とにかく自分を信じられるようになるのは、本当に一番だと思います。
今なんて特に情報に溢れているからどんどん自分を強くしていきたいですね。


4000字を超える勢いで書きましたが、まだ3割くらいしか語れていないので、TSUTAYAに行く予定のある人は是非借りてみてください。



だいぶネタバレした気がします。
論文書けそう。

以上!