森木製菓

果たして社長になれるのか!?

【3回泣いた】ディストラクション・ベイビーズを観てきました!

こんばんは!
どうしたら良いのか分からないもの第1位はクラスTシャツ、森木です。


昨日、柳楽優弥さん主演のディストラクション・ベイビーズという映画を観てきました!



映画『ディストラクション・ベイビーズ』予告編


こういう暴力系の映画はめったに観ないのですが、大好きな菅田将暉くんが出ているということですごく気になっていました。

そう、私は武井壮さんのことも好きだけど、菅田将暉くんのことも大好きなのです。
どれくらいかというと、菅田くんがヒロインに恋をするという設定を知って『ラヴソング』を見るのをやめたくらい好きです。(キモい)
でも武井さんがヒロインと恋に落ちるドラマに出るってなったら喜び勇んで見ると思うし、そうやって考えると私の菅田くんに対する「大好き」はとても自己中心的なものだなぁと思いました。
暇だからこういうどうでもいいことを真剣に考えてしまうんです。


あとは上の予告で言っていた「純粋な狂気」というワードがなんかグッときたというのも理由の1つ。




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↑ポスター





ここからネタバレ注意






確かに、柳楽さん(芦原泰良)の狂気は純粋なものというか、目をギラつかせながら路地をウロウロして、良さそうな獲物を見つけたら殴りかかる姿はとても動物的でした。
それにどんなに殴り返されても相手の足につかみかかり、逃げられよう(置いてかれよう?)ものならどこまでも追いかけるところなんて本当に赤ちゃんだとか幼児に近いものを感じました。
あのしつこさは私たちには出せないです。

例えば5m先に母親が立っていたとき。
私なんかは(近くにいるな~)としか思わないと思いますが、赤ちゃんだったら必死にハイハイしてママの元に行くと思います。
またちょっと離れられてもハイハイ。
そういう姿を見ているような感じでした。

この映画を観終わった後に一緒に行った後輩と「あのシーンは何を意味していたのか」とか「なんであの人はこうなったのか」とか色々と話していたのですが、まだ1回だけじゃ自分の中できちんと解釈できていないため、解説とか感想は後日にして今回は私が泣いたポイントをただ書きます。

というか予告を見ていただくと分かると思いますが、これは別に泣く映画じゃないです。
でも3回も泣いてしまいました。号泣とかではないけど。



そんな泰良の姿に虜になったのは高校生の菅田くん(北原裕也)。
そう、高校生の菅田くん!!!
しかも前髪をゴムで縛ってあげていたのでサイコ~って感じでした。


だけどこの菅田くんの役があり得ないくらい最低だった。
飢えを凌ぐために野良犬のようにゴミ箱をあさっている泰良の姿をスマホで撮影し、友達が殴られたかと思えば助けもせず見ているだけ。
後日ヤクザをボコボコにする姿を見かけ、裕也は泰良に「四国巡業しようや! 俺らならできる!」と声をかけ、一番最初に手を出したのは女子高生
ひどい。しかもその時に言っていたのが「一度女を殴ってみたかったんや」とかそんな感じのことでした。
その後商店街に出て、スマホで撮影をしながら何人もの女性と占い師のおじいちゃんに殴りかかる姿を見て私は初めて菅田くん無理…と思いました。

でもやっぱり好きなものは好きなので、私の頭の中に余計な考えが生じてしまったのです。

(もしもこの菅田くんが私の彼氏だったらどうする?)

自分を絶対に殴り返してこなさそうな相手にばかり手を出す裕也を見ながら考えました。

だって、そういうことはしてはいけない!と注意してどうにかなるものでは絶対にないんです。
だからと言って、目には目を的なやり方も違うし、それに女を殴るという行為はこの瞬間の彼にとっては"良いもの"となっている。
普通に考えたら体力的に自分より弱そうな相手にしか殴りかからないのは、言い方が悪いかもしれませんが超ダサいのです。
泰良は明らかにヤクザっぽい人か自分より強そうな相手だとか、ちょっかいを出してきた人にしか喧嘩をふっかけない。
まぁそれが良いってわけでもないけど、裕也は違くて、ただただカッコ悪い。

だけど彼はそれを自覚していないんだと思います。
女を殴り、人に注目されたい。
そのあまりにも自分勝手すぎる欲望と承認欲求を満たすためだけに彼は行動しているんです。
あぁ、私にはどうすることもできない。この菅田くんを救ってあげることはできないんだ。
そう思った瞬間に涙が出てきてしまいました。


泣きポイント1:菅田くんをどうしようもできない自分の無力さに涙


この裕也の行為っていうのは、いつぞやにあったじゃがりこに楊枝を刺した動画を大多数の人に見てもらえるネットにアップしていたあれと同じで、やろうと思えば誰でもできてしまうことをやって大勢の人に注目されて承認欲求を満たそうとしているだけなので本当によくないですよね。
こうやって考えるとインターネットがなければ起こらなかった犯罪って意外とあるのではと思います。



その後2人は行動範囲を広めるために車を使って移動することにしたのですが、奪った車の後部座席に小松菜奈(那奈)がいるということに気が付きました。
ニュースで悪い意味で話題になっている2人の顔を見た那奈は慌てて車から逃げ出します。
しかし裕也は那奈に襲いかかり、ビンタをして車へと連れ戻したのでした。

本当にこれは良くない感情だとは分かっているのですが、このシーンを見た瞬間に私は(那奈になりたい…)と心の底から思ってしまったのです。(友達やめないでください)
もしも私が小松菜奈だったら劇中で何回も脱走を試みると思います。
でもそれは全部明らかに菅田くんが自分を見ているときで、それで案の定追いかけられて「何逃げとんじゃボケェ!!!」って言われたいし、ビンタもされたい。(友達やめないでください!)
だけどあんまりにも逃げすぎると、本当にやられてしまうか愛想を尽かされる可能性があるから、裕也がちょっと退屈そうな顔を見せたタイミングで逃げ出すと思います。
けれど私は小松菜奈は一生なれないし、これはあくまでも映画での設定(リアルでは殴られたくない)だから私は一生体験することができない。
その感じがなんだか悲しくて、また泣いてしまったのでした。


泣きポイント2:小松菜奈になれなくて涙



そして最後。
泰良が車から降りて2人きりになったときに、裕也は那奈に別の意味で手を出そうとします。
しかし意外とすぐに泰良が戻ってきてしまったのであえなく断念。

かと思いきや、裕也が那奈をトランクに移動させると言って連れていき、トランクに横たわらせた後に「声出すなよ」的なことを言って那奈の太ももに手を伸ばすんです。
その後はずっと泰良カットなのですが、声こそしないものの思いっきり車が揺れているし、今回も結局女に手を出したんだと思いました

菅田くんは自分の性欲に忠実すぎる役が割と多いんです。
だから私は演技をしている菅田くんを見たくなったら、そういうシーンが一切無ければ恋愛感情も抱くことがない、『王様とボク』という映画を観るようにしています。
本当に私が観てきた作品がたまたまそうだっただけなのかも分かりませんが、菅田くんの出演が決まるたびに嬉しい一方で(きっとまた女に手を出すんだろうなぁ)と心のどこかで思ってしまうのです。(めんどくさい)
だけど今回は暴力系だしまぁ大丈夫かなと思っていたらそんなこともありませんでした。
なかったので、心苦しくなって泣きました。


泣きポイント3:菅田くんが女に手を出さない作品を観たくて涙




なんか自分のキモさを露呈しただけの記事になってしまいました。
最低すぎる菅田くんの役柄と私の自己中心的すぎる菅田くんへの恋心はいかがでしたでしょうか。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
観た人がいたら是非解釈とか感想を聞かせてください!


以上!