東京23区の南西部に位置する世田谷区。
閑静な住宅街に佇む一軒家で暮らし、都内の大学に通う女子大生。
森木(22歳)
『大学生活はめちゃくちゃ楽しいです。卒業したくないくらい』
サークルの友達A
『飲みの席には欠かせません』
サークルの友達B
『飲みすぎてめんどくさいこともありますけどね。ハハハ』
森木さんが生まれたのは1994年。
板橋区のとある病院で産声をあげました。
母方の一家では初めての孫だったため、それはそれは可愛がられたのでした。
しかし、時は流れ、中学3年生。
あんなに素直だった森木さんも、親に反抗し、学校にすら通わなくなりました。
そんな森木さんの唯一の救いは仲良しの友達でした。
森木
『友達といるときは、逆に素直になれました。今だって、仲の良い子と話しているときが一番楽しいです』
高校生にもなると、家族への反抗も落ち着いてきました。
放課後は友達とファーストフード店で駄弁り、休日は下北沢で遊びました。
委員会に積極的に参加したり(してない)、ドラムを習ったり、様々なことに取り組みましたが、中でも一番力を入れたのは所属していた映像部の活動。
映像部の後輩A
『森木先輩は技術はそんなにでしたが、よく遊んでくれました。部活動中に』
映像部の友達A
『懐かしいです。みんなで大会に作品を出したりしました』
高校2年生の秋。
同じ学年の仲間と協力し合って、友達が監督をした1つの作品を完成させました。
大会では見事に賞を獲得。また、多くの出会いもありました。
そのうちの1人である、1つ年上の先輩。
森木さんは、彼が大学生になったときに言ったある一言が忘れられないと言います。
1つ年上の先輩
『大学生になったら彼女の1人くらいできるって思ったけど、全然できやしない』
森木
『あのときは正直、あなたの性格の問題でしょって思いました。カッコよくは無かったけど、優しさはあったんです。でも彼女ができないせいか会うたびにひねくれていって、悪循環って言うか…世の中の理不尽さを知りました』
そんな森木さんも今では女子大生。
高校時代と同様に映画製作に励み、最近は飲みに行くのが何よりの楽しみだそうです。
友達A
『ひどいときは月の半分飲みに行ってたねぇ』
森木
『あー夏休みね。あったあった。おかげで万年金欠だよ。ハハハ』
しかし、そんな森木さんにも不安なことがありました。
森木
『周りが恋人ばっかりできていって、私だけが話についていけない』
お酒のためのバイト-
連日の飲み会-
そして飲みの無い日はパソコンに向かう日々-
"恋愛"とはほぼ無縁のまま、大学4年生を迎えてしまったのでした。
森木
『ソクラテスの弁明にも書いてありましたよね。"けだし人は一般にただ己の分相応のものしか看守し理解するを得ない"って』
いつしか森木さんは、あの1つ上の先輩のようにひねくれていきました。
ひどいときには友達ののろけですら、素直に聞くことが出来なかったそうです。
しかし、やっぱり彼氏という1人の人間と深く関わるよりは、沢山の人と接したいと思ってしまう、それに誰かにのめり込むのは嫌だ。
そんな矛盾もあったのでした。
そんなとき、後輩がカラオケで歌っているのをきいて、この心の穴を満たしてくれたもの。
それが青春パンク。
森木
『初めて聴いたときはびっくりしましたけど、歌詞にぐっときたんです。こんなジャンルの歌があったんだって』
森木さんが初めて聴いた曲は、忘れらんねえよの『Cから始まるABC』。
♪あの子は彼氏候補の男と グループでスノボに行った
残された俺たちは つぼ八で飲みました
という歌詞が忘れられなかったそうです。
まさに忘れらんねえよですね。
帰宅してからというもの、他の曲も聴き漁った森木さん。
♪家の近くのコンビニの兄ちゃんは 僕に毎日聴いてきます
お客様Tカードお持ちですかお持ちですか
俺は思います 持ってたら出すよ
この瞬間も君はきらきら輝いてんだろうな
彼氏の腕甘噛みして 世の中ばかばっか
小さいことを気にしてしまう、恋人がいる人たちが輝いて見える。そんな小さい自分だけど、いやだからこそ照らして欲しい、という彼の歌詞に共感を覚えたと言います。
森木
『今日もジェラピケのお店に入ってみようかな♪って思ったんです。でも、お店に入った途端カップルが楽しそうにしているのを見て(あぁ、彼女がこれを着て、彼氏は「ふわもこで気持ちいい~」とかやるんだろうな…)って考えてしまって、秒で帰りました。けど、そんなときに私の耳に流れていたのも青春パンクでした』
♪ベイビーベイビー 幸せそうな恋人たちを
電動ノコギリでバラバラにしたいよ
そしてまたある時は、片想いのあの子を思い出してしまうことを歌い、
ある時は、今日もどこかで生まれる名曲を自分のものにしたいと思い、
君とキスをしたいがために世界を変えようとし、
今はまだ食べていけないけど、いつかバンドで花を咲かせると決意する。
そうやって、ひたむきに頑張る彼等の歌詞が本当に好きなのでどんどん開拓していこうと思います。
そろそろ武井さんの出待ちなので今日はここまで!(最後まで頑張ってよ)
以上!!
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