サバイディー!
ようやく雨が降って嬉しい森木です。
先日、EU(ヨーロピアンユニオン)主催の"植林のために自転車で20km走ろう!"というイベントに参加してきました。
そしてイベントのスタート時間がまさかの朝6時だったので、この日は4時に起きました。
ビエンチャンは、日中は5歩歩いただけで汗が出るくらいの暑さになるから、こんな朝早くからの開始だったんですね。
それで、最初は20kmという距離を事務所のママチャリで走る予定でいたんだけど、普通に考えて朝5時に行っても事務所って開いてないんですよね。
前日の寝る前に気が付いて、でも寮も付いているからあわよくば誰かが早起きしているのではと思ったのですが、全然あわよくありませんでした。
自転車イベントに出るのに自転車がないというワケの分からない状況になってしまったものの、今さら引き返すわけにもいかず、一緒に参加する人たちをせめて見送ろうと思い、とりあえず街へと向かいました。
すると運が良いことに、エントリー場所の近くにあるゲストハウスで自転車を借りることができました。
自転車のレンタル代は1日10,000kip(約130円)で、保証としてパスポートか300,000kipを渡すというシステム。
自転車を返却したら、そのときにちゃんと返してもらえます。
ただなんとなくパスポートを知らない人に渡すのは怖かったので、そのときは現金の方を託しました。
余談ですが、ゲストハウスのおじさんにめちゃくちゃ気に入られたので、パスポートを預けなくて良かったです。
以前他のゲストハウスで宿泊情報からFacebookを見つけられたことがあったので。。
そして6時を過ぎてから一斉にスタートし、ビエンチャンの有名スポットを通りながら20㎞を走ります。
イベント中は道路を貸し切っていたので、広々と走れて気持ちが良かったです。
ちなみにこのときにかぶっていた帽子は、5月にアフリカのために横浜を10㎞歩いたときにもらったものです。
今回の自転車イベントではTシャツをゲットしたので、何かのために移動をした参加賞で全身をコーディネートできるようにしていきたいと思いました。
でもなんかの回し者だと思われてしまいそうですね。
そして意外と80分くらいで20㎞を走り終わり、最後はパトゥーサイというラオスの凱旋門の前でみんなで集合写真を撮りました。
同時に25年生きてきましたけれど、初めて「自転車に乗るってこんなに楽しいんだ!」と気が付きました。
なぜなら私がいま日本で乗っている自転車も、ラオスで事務所から借りていた自転車もおもしろいくらい進まないからです。
この前友だちの後をついていったときに、その子の2倍くらいの回転で漕いだのに全然追いつけなくて悲しくなったことがありました。
しかし今回借りたマウンテンバイクは、いつもの半分くらいの力で漕いでも1.5倍くらい先に進むではありませんか。
私はあまりにも感動し、その日中にマウンテンバイク屋さんに行きました。(感動しすぎ)
ビエンチャンセンターから割と近い位置にあるお店です。
あんまり良いのを買って盗まれても嫌なので、100$くらいで買えるマウンテンバイクを探しました。
本格的なものだと普通に10万円くらいで売っています。
それで購入したのがコチラです!!!!
超カッコいいでしょ!!!!!!!
お気に入りすぎて、次の日にピカピカに磨いて30分くらい眺めてました。
ちなみにぴったり100$で、このマウンテンバイクとダイヤル式の鍵と店員さんの電話番号をゲットできました。
有吉みたいな顔の人でした。
それからというもの移動という移動はほぼ自分でしています。
今までは家と街の往復で70,000kip(約850円)もかけていたので、15回くらい行き来すれば元は取れる計算です。
それ以外も基本トゥクトゥクを捕まえていたけど、自転車ならお金もかからないし、好きなときに動けるし、何よりも健康的ですよね。
今日も太宰治の『斜陽』を読んだ後にやるせない気持ちが押し寄せてきたので、そのままマウンテンバイクで疾走してきました。
とても良い相棒を見つけて嬉しいです。
でもこれで日本に帰ってまたあの進まない自転車に乗るの嫌だな。
日本でも新しいを買ってしまうかもしれないです。
以上!!!