森木製菓

果たして社長になれるのか!?

なぜ芸能人とファンは食事に行ってはいけないのか

こんばんは!
よくある切り方をされたマンゴーの食べ方が分からなかった森木です。


めちゃくちゃ自分語りみたいになってしまって申し訳ないのですが、ついさっき突然の落ち込みがきてしまったんです。
そういうときありませんか?
なんの前触れもなく訪れる、自己嫌悪にまみれて何もかもが嫌になる瞬間。

それで私はなにかと武井壮さんに救いを求めてしまうので、(最近の自分って違うよなぁ…)と思いながら武井さんのことも考えていたんです。
そうしているうちに誰かに今の感情を話したくなったのですが、いきなり友達に電話するのも気が引けると思いました。
何よりも重すぎるんじゃないかと思った結果、武井さんのうちわに話しかければいいやってなったんです。
というかここから先ずっと武井さんとの話だから、皆さんにも共感してもらえるように打ち込んだ名前が表示される夢小説のアレ的な機能が欲しい。


そして私は壁に飾ってある武井さんのうちわの前に立ち、全てを打ち明けました。
ついこの間まで暇を持て余し、授業をサボってまで一緒にゲームをやっていた友達が、突然スーツを身にまとい、私よりも後に現れた御社とかいうものに夢中になって遊ぶ機会が減ってしまったということ。
私はそんな友達に対して(なに大人ごっこしてるんだよ!)と心のどこかで思っているけど、みんなは全然間違っていないどころかそうやって自分が大人になるのを避けているのに気付いているということ。
だけど私は気持ちとかの問題ではなく、何をどう頑張っても就活ができないし、仮に内定をもらえたとしても続けられる自信がなければ、社会人をやっている自分を想像することもできない。
でも働きたくないわけじゃないし、それを貫けばいいのに結局そんな自分に劣等感を抱いて、ぐちゃぐちゃとして最近自分が分からなくなってしまったということ。
そんなことを1人で延々と、あくまでも丸亀正麺のうちわに話しかけていたんです。

10分ほど話しかけたあたりでようやく落ち着き、私は印刷された武井さんに言いました。

「人を楽しませるという方法で、みんなから必要とされ認められている武井さんはやっぱり凄いんです。でも、武井さんも実は、私みたいに自分を見失いそうになった時期があったんじゃないですか?」



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虚しい。

ただただ虚しい。

私がどんなに涙を流し、壁を叩き、言葉に詰まり、嗚咽しようとも、武井さんは終始満面の笑みで美味しそうな牛肉の入ったお皿を私に差し出しているんです。
この感じ分かりますか?
武井さんに限らず、ジャニーズにしろアイドルにしろ、皆さんが果てしない愛情を抱きながら見つめあったところで、目の前にいるその人は何万人もの家にいるうちの1人なんです。
そして微動だにせず、ずっと同じ顔。
当たり前のことだけど、我に返ってそれにふと気付いた瞬間の虚無といったら。


そして私は思いました。
武井さんと食事に行きたい。(うちわだと答えてくれないから)
芸能人とファンとしてではなく、1人の人間として1対1で食事に行きたいと。
好きという感情は抱かないようにするから、友達とするようにご飯を食べながら語り合いたいんです。
人生の先輩として、私の話を聞いてアドバイスをして欲しい。

確かに私が武井さんを知れたのは、彼がテレビで活躍するようになったからだし、それがなかったら私は永遠に知ることもなく違う人生を歩んでいたかもしれません。
そうやって考えると、ファンと芸能人という関係性はぬぐいきれない。
とかなんとか色々考えていたんです。


それでも結局諦めきれずに、次に私が思ったのはこれでした。

じゃあどうして芸能人とファンというだけで一緒に食事に行ったらいけないのか?

あつかましいにもほどがあります。
しかもこの辺りから自分でも面白くなってきてしまい、私は武井さんに話しかけ続けました。

それでなんだかんだ考えて出た結論が、週刊誌に撮られてしまう恐れがあるからでした。(絶対違う)
しかも週刊誌のことだから、きっと百獣の王をもじったエグいタイトルをつけるに違いありません。
どんなに私の方からすがりつき、半ば脅しあるいはそんな私を見かねた武井さんの優しさで食事に行ったとしても、世間に問い詰められるのはきっと芸能人である武井さんの方です。

そうやって考えたら、私が有名になって武井さんと同じ土俵に立てば良いのではないかとも思いましたが、芸能人男女が2人きりで食事なんて余計面白がられてしまうかもしれない。
でも21歳差だし大丈夫じゃないかとか、2対2ならいけるのでは(でもこれで菅田将暉くんが二階堂ふみちゃんと噂されたし、数人で話す内容でもないので違う)とか思考を巡らせていたら、最終的に男女が親しくしていたらすぐに恋愛沙汰にこじつける世間に対して怒っていました。
でもそうじゃないですか?
男と女というだけで。性が違うというだけで。
純粋に友達として好きなのに、異性だからという理由で好奇の目で見る。
そういうのが行動の幅を狭めていると思いませんかね、とうちわの武井さんに怒りをぶつけていたのでした。
もう自分でも何がしたいのか分からないし、ここまでくるとなんか申し訳なくなってきます。

長々と書きましたが、自分の中で出た結論は「男としてあと20年早く生まれて、武井さんと同じ大学に入り後輩になる」でした。
全体的に頭が悪い。

以上!