こんばんは!
ここ2年の今頃はラオスにいたので、秋服が全然無いことに気が付いちゃいました。
いま、26年生きてきた中で1番凄まじい筋肉痛を体験している。
土曜日にふくらはぎの裏側(それっぽく言うとカーフ)を鍛えたのですが、昨日の朝起きた瞬間からもうダメでした。
まず、直立で立てない。
立とうとするとふくらはぎが張るというか、皮膚を破って中身が出てくるのではというような激痛が走ります。
そして1番つらいのが、座った状態から立とうとするときの動き。
中腰になったまま動けなくなるので、昨日の電車では意地でも座りませんでした。
かといって地面と垂直に立てないから、端っこの方で肩甲骨から足まで20℃くらいの角度をつけて壁にもたれていました。
周りに寄り掛かるところのないバス停での待ち時間は地獄のようでしたし、実際10秒も直立になれないので、変な汗を流しながら太ももに手をついて頑張りました。
しかも病院で定期チェック的な採血をした後で、腕にそれっぽいガーゼが貼ってあったから周りからみたらかなりヤバい人だったと思います。
1日寝たら治るかと思ったら、全く何も変わってなかったので後で軽くウォーキングに行ってきます。
さて筋肉痛レビューが長くなりましたが、タイトルの通り『範馬刃牙』の23巻が最高過ぎた。
初めて漫画を読んであんなに泣いた。というかこの1巻で2回泣いた。
※ここからネタバレ注意
まず1回目は、バキが半年ぶりに恋人の梢江ちゃんと再開したときのシーンです。
「半年間なにしてたか聞かないの?」と梢江ちゃんに言われ、尋ねてあげるバキ。
「しあわせにしてた」と答える梢江ちゃんに「だと思った」と答えるバキですが、「本気にするな!」と思いっきり蹴りを入れられます。
そしてその後のコマがこれ。
苦しかった。
いまは烈海王が推しキャラとはいえ、過去に愛した男に、そしてあの最大トーナメント以来ずっと目が座っていたバキに、こんな表情ができるんだと思ったらたまらなかった。
それになんですか弱冠17歳にしてこの"愛"を知ってしまった思考は。
ページもめくらずに、私はゆっくりと涙を流しました。
しかし、どうして泣いてしまったのか、未だに分かりません。
・梢江ちゃんに対する嫉妬
・やはり満たされているバキへの怒り
・自分の未熟さ
・現時点でそう思える相手がいない寂しさ
・元カレと別れ、大喧嘩をした後の初詣でなおも彼の幸せを祈り、あぁこれは愛かもしれないと思うも、突然ムカついて何もかもをブロックしたときに知った愛のはかなさ
などなど色んな言葉が私の全身に浮かんでは消え、虚無状態のまま次のページをめくりました。
そしたら「なんてことはまだ思えないけど…」みたいなセリフが続いていて一安心したのですが、よく考えたら本気で思っていなくても、少なくともバキにそういう思考が生じたそれ自体が切なすぎる。
それでまじ男同士が命を懸けてぶつかり合う格闘マンガに色はいらないんじゃ!!!と26歳4ヶ月19日の必死の抵抗をしながら読み進めていったところで、次がもうヤバかった。
バキが、亡き母親の付き人と久々の再開をするのですが、ちゃんと母親のこと、そして母親が亡くなる前の情景を覚えてたんですよ。
ここはすごく大事なので、200%の大文字でさらに太字にしました。
というのも、バキの母親は夫である地上最強の生物・範馬勇次郎にものすごい力で抱きしめられて殺されたんですね。
そのときのバキは勇次郎にボコボコというか、容赦ない大攻撃をくらって死に近いところにいたんです。
バキの母親は、ずっと勇次郎に愛されること(つまりは、息子のバキを勇次郎が満足するほど強くすること)だけを考えて生きていたのですが、中学生のバキの危機を目の前にしたときに、あの勇次郎を殴って「あたしが相手だッッ」と息子を守ろうとしました。
私はてっきり、バキはそんな最後の母親の愛を知らずにいたんだろうなと思ったら、その光景をちゃんと目にしていたんですよ。
そして言ったセリフがこれです。
「あの言葉と残りの人生―――引き替えにしたっていい」
そうだ、それで良いんだバキ。
バキよ、決して母親の存在を忘れずに強くなるんだ。
この前童貞を卒業してイキってたことを非難したけど、許してあげよう。
もうこのセリフがずっと私が待ちわびていたものだったような気がして、あり得ないくらい泣きました。
ちょっとバキのことを嫌いになりそうだったけど、また応援したいという気持ちになりました。
むしろ梢江という女を知ってもなお、やはり強くなりたい理由はずっと母親にあったんだと分かり、そう思えば引き立てとしてまぁあの一件もあってよかったのかもしれないです。(何様)
そんな素晴らしい巻でした。
もうちょっと語りたいところですが、ウォーキングに行ってきます。