森木製菓

果たして社長になれるのか!?

【※大ネタバレ注意】推しキャラが死んだ

こんばんは。
雨、降るときはちゃんと「あと〇分後に降るから!」って言って欲しいですね。



皆さんは推しキャラの死を経験したことはありますか?(いきなり重い)

いま私は格闘マンガのバキシリーズを読んでいて、烈海王という中国拳法に生きる人が好きです。


烈は最初こそ高圧的な印象だったものの、主人公バキとの戦いを経て、仲間をそして時に敵を気遣うほどの優しい心を持つようになり、しかし勝負においては常にまっすぐというとても素敵な男性でした。

私はそんな烈が大好きだったので、中だるみと言われた『中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編』も『強者達の闘い編』も楽しみながら読むことができました。

烈がちょっとでも出てくれば、とても幸せな気持ちになりました。


しかし、そんな烈がこの世からいなくなりました。

首の骨を折られそうになっても自分で即座に治し、そして片足を失っても最後まで戦い続けたあの烈が死んだのです。

正しくは、死んだというか殺されました。


しかも相手は、宮本武蔵のクローンです。

あの地上最強の男・勇次郎だったらまだしも、宮本武蔵のクローンに殺されるなんてやるせなさすぎます。

というかなんですか宮本武蔵のクローンって。


それでこのクローンを作るように指示したのが、徳川光成という人なのですがこの人が本当に憎たらしくて仕方がないです。

まだ途中までしか読んでないけれど、そんな凄い人を作り出して一体どうやって始末する予定なのでしょうか。



でも不思議なことに、烈が息を引き取ったと分かった瞬間は涙が出なかったです。

それは、このバキシリーズを教えてくれた推しトレーナーさんが「烈はこの後悲しい展開がありますよ」と言っていて覚悟していたからなのか、あるいはショックすぎて現実を受け止めきれなかったからか分かりません。


ただその後のバキのメインキャラが集合するシーンでいつも通り烈を探してしまい、しかし何度見てもそこに彼の姿がなかったとき、初めて本気の悲しみが襲ってきました。

そしてこれはあまりにも山崎まさよし過ぎると思い、久々に『One more time,One more chance』を聴きました。



山崎まさよし / One more time,One more chance


聴きながら、バキに14キロの砂糖水を用意してあげ「優しいのな」と言われ赤面していた烈のことや、毒に侵されたバキが回復して何度も「範馬刃牙復活ッッ」と叫び喜んでいたこと、死に際の敵・ドイルを救うために水上を走っていたときのこと、本屋の紙袋を持ってエレベーターに乗る姿や、ハムスターのように頬を膨らませ食事を食べる姿など、色んな烈のことを思い出し、たまらなかったです。

同時にまさよしに対して、(まだ生きているだけ良いよ!!)と無粋なことを思ってしまいましたが、よく聞いたらあの歌に『ふいに消えた鼓動』という歌詞があるんですね。



今までひたすら探しているというイメージしかなかったものの、アンテナがそっちに行っているからか、初めて気が付きました。

と同時に、これまでの人生で1番『One more time,One more chance』を噛みしめられるようになった気がします。



とにかく今でも悲しく、つい数ページ前まで生きていた烈がいなくなったことが信じられず、彼がいなくなって初めて"『最凶死刑囚編』がピークだった"と2ちゃんで叩かれがちな理由が分かりました。(嫌な気付き)

けれどあの宮本武蔵のクローンを作れるような世界ですから、きっと烈も何かしらの形で復活すると信じ、なんとか読み進めていこうと思います。

つらい。おやすみなさい。