さて、先週静岡にて開催されたマッスルゲートでメダルを2つ(158cm以下級で3位、35歳以下の部で1位)いただいたワケですが、今回は大会出場に至るまでの経緯や減量の記録を書いていきたいと思います!
大会出場のキッカケ
今回出場を決めるにあたり、「どうして大会に出ることにしたの?」とよく聞かれました。
その度に「ジャパンカップを観に行って、自分もステージに立ってみたいと思ったから」と答えていたのですが、本当は違って、マッチョが大好きだからでした。
もっと詳しく言うと、大会に出るマッチョたちと同じ気持ちを味わいたいと思ったのと、バックステージでたくさんのマッチョを見たかったからです。
出場を決意!からのハプニング
そんなアレな理由で去年末くらいから漠然と大会に出るぞ!!と思うようになって、1月にはカテゴリーを決めていました。
決めていたのですが、その時点では今回出場したカテゴリーは候補になかったんですね。
で、大会に向けて増量をして、その最初に出ようと思っていたのが12月に開催の予定だったのですが、事情があってなんか無くなったんです。
1度発表したのになんで無くなるねん!!って思ったし、それに気付いたのが7月くらいでした。
初めての大会だから、本当は8月から12月まで4ヶ月以上かけてじっくり減量するつもりだったので、予定が大狂い。
大会の出場自体を諦めるという選択肢もあったんだろうけど、もう出るつもりで増量もしていたし、急いで探して時期と雰囲気的に合いそうなマッスルゲートに出ることにしました。
それに実際にマッスルゲートにして本当に良かったです。
運営もとても良かったし、審査もすごく公平に行われているという印象だったので、今後ももし出るとなったら絶対にマッスルゲートにします。
減量の経緯と食事
急遽3ヶ月弱で減量することとなり、結果体重は-5.3kg、体脂肪率は-6.8%の状態で当日を迎えることができました。
自分の中では43kg台なら完璧、42kg台なら万々歳だったし、あと大会当日がまさかの生理2日前だったのでもう最後に筋肉の神だけでなく、体内水分量の神までも微笑んでくれたとしか思えない。
ちなみに目標の体重設定は、ビキニとか他の競技よりも少し緩めにしました。
というのも今回出場したカテゴリーが(私の勝手な分析だと)、すごいバルクならかなり絞っても良くて、でもそうでない場合は多少脂肪がのってても健康的に見えた方が良いような感じがしたからでした。
私は本気で鍛え始めたのが今年の1月からで、まだバルクもそんなに無いからギリギリ健康的に見えるラインにした次第です。(1日30分のパーソナルに通い始めたのは去年の7月で、ジムに行って本格的にやるようになったのが1月)
そして食事は、ほぼ同じものをずっと食べていました。
↑週2の出勤時のお弁当はいつもこれ
最初は色々食べていたんだけど、体重の減り具合とかで削っていったらそうなった。
炭水化物:オートミール、玄米、バナナ (ジャスミンライスは低GIだけどカロリーと値段が高いから、干し芋は甘いものをもっと欲するから削った)
脂質&タンパク質:卵、納豆、鮭 (たまたまだと思うけど、アボカドとクルミは食べた翌日の体重が減りにくい気がしたからやめた。鯖より鮭が脂質も少ないし良きと後半に気付く)
タンパク質:プロテイン、鶏むね、豚ヒレ、馬肉ハンバーグ、砂肝 (ここはずっと同じ)
たまに息抜きでチョップドサラダを食べたりしました。
基本1日5食で、間食は玄米とかゆで卵、1日の摂取カロリーは1,300kcalでした。
本当にこの食事制限がつらかったし、今も書きながらよく3ヶ月弱も続けられたなと思います。
ちなみに停滞期を突破するために、2回だけハイカーボデイ(炭水化物の量だけ普段の倍くらいにする)を入れました。
今回の大会を通して成長したこと
筋トレに関しては、いつもと変わらず週5回行っていました。
それにプラスで有酸素運動(20~45分)もやっていたんだけど、まぁ体重の減りが遅い。
前回大会のためとかではなく減量したときは、1ヶ月半で体重は-3.6kg、体脂肪率は-4.5%まで減らせていたのですが、今回は2kgぐらいしか減っていないんですよね。
それに前の減量はマイペースにやっていたから、たまにガッツリ系のものを食べていたし、有酸素運動もほぼしなかった。
逆に言うと、違いはこの2点しかない!!!と思ってトレーナーさんに言うことにしたんです。
最初は「身体がカロリーに慣れていると思うので、ハイカーボデイを入れます。あと有酸素運動をやめて筋トレにフォーカスします」と伝えて3分で終わる予定でした。
しかし、トレーナーさんにもやはり責任がありますし、ハイカーボデイはさておき有酸素運動は一般的にはやった方が体重は減るはずだから素直に「ハイ、そうですか」とも言えません。
ここで"データを重視するトレーナーさん"VS"自分の経験を大切にする森木"のプチバトルが勃発。
恐らく兄弟だったら殴り合いのケンカになっていたのではと思うほどに議論しました。
トレーナーさんの言い分は「有酸素はやった方が良いはずだし、減量方法をコロコロ変えるのは良くない」でそれはそうなんです。
というか、そうでしかないんです。
でも私は私で「一般的にはそうかもしれないけど、でも自分の身体のことは誰にも分からない。だから莫大なデータとかではなく、過去の経験からそうしたい」の一点張り。
そして途中で本当に泣きそうになって、声も震えてきました。
このとき減量以外のことでも悩みが沢山あってかなり追い詰められていたし、その状態で信頼している人に分かってもらえず、何よりこんなに議論になって嫌われたらどうしようみたいな不安もでてきたんです。
いつもの私ならここで絶対に泣いていたのですが、普通に周りから見たらトレーナーさんがお客さんを泣かせたみたいな状態になるし、何より私が涙を流した時点で公平な議論ができなくなると思ってすべてのエネルギーを使って堪えました。
This is 今回の最大の成長ポイントです。
そんなこと!?と思うかもしれませんが、あの赤ちゃんのように感情に忠実な森木が冷静な判断を下せるようになったのは本当に大きい。
というか減量を通してだけでなく、筋肉と出会ってから大きく変われたと思います。
森木のことは嫌いになってもいいから、どうか筋肉とかマッチョのことは嫌いにならないで欲しいのです。
私は森木と自分の筋肉を別に考えていて、私の筋肉は私の筋肉で、森木はそのマネージャーなんです。
だから何よりも大切な筋肉にマイナスなイメージがつかないように、それを考えながら森木は生きていきます。
あと実際に方法を変えて、やっぱり体重の減りもはやくなって良かったです。
それから、トレーナーさんがいかに私の減量のことを考えてくださっていたかも分かりました。(30分議論してた)
大会当日の動画と写真
そんな色々あって迎えた大会当日の様子が公式で生配信されていたので、もしよろしければ観てください!!
↑158cm以下級は1:14:08~、158cm以下級表彰式は2:54:19~、35歳以下の部表彰式は2:59:17~(音無し)、自信のあった35歳以下の部はなぜかカットされてた。。
遠くてよく見えないと思うのですが、35歳以下の部の表彰式で2位の方の名前が呼ばれた(=自分が1位と決まった)瞬間ボロ泣きしてる。
家族、トレーナーさんたち、ポージングの先生、友だちや職場の方々、色んな人の顔が浮かんで、さらに会場まで応援に来てくれた森木母や友だちに良い報告ができるんだ。この後食べる海鮮丼は美味しいだろうなぁ。と思ったのを今でも覚えています。
本当に色んな方たちのサポートと理解があってここまでたどり着けました。(運営の方々もありがとうございます)
これはたとえ入賞していなかったとしても変わらない事実です。
それから、控え室で同じ競技に出る方々と仲良くなれたのがすごい良かったです!
おかげで緊張もだいぶほぐれました。
ただステージの上では、毎晩ポージング練習していたにも関わらず低血糖で倒れるのかと錯覚するほどずっとガクガク震えてた。
あと大会当日に岡部みつるさんっていう、レジェンドたちを撮影してきたプロカメラマンの方に撮っていただいた写真です!
↑盛り上がった大腿四頭筋
↑この肩がすごい好き
大会が終わった今も変わらずトレーニングは続けているし、やっぱりまだまだ細いなと思ったからもっとデカくなります。
なんか映像を見るとそんなことないんだけど、当日はウソじゃなくてみんなが私の1.5倍くらいデカく見えるんです。
これって大会に出たほとんどの人が言ってるんだけどなんの現象なんだろう。自信の問題?
だから次回があるとしたら、そういう不安がないくらいのマッチョになりたいです!!!
なので、本当はジャパンカップっていう今月末に開催される次のステージの出場権を得たのですが、それは見送ります。
あと最後に面白い話を1つすると、私って他の選手と比べると白いと思うんだけど、これでも10回以上日サロに通っていました。
筋肉や減量以上の課題。
それから当日は他のマッチョたちを見ている余裕なんて一切ありませんでした。
次は落ち着いて見られるようになっていると良いです。