3月になりました。春が近付いている感じがしますね。
ところで皆さんは恋、していますか?
私はしています。2人に。
複数人を同時に好きになるなんて欲張り!!と思われてしまうかもしれませんが、しかしどちらも好きなのです。
ほとんど正反対の人柄ですが、それぞれのその違う部分が好きなのです。
少し時間があればその人たちに想いを馳せては、胸が苦しくなる日々が続きました。
別に何があったワケでもないのに、もしお付き合いをするならどちらが良いんだろうと余計な心配すらしました。
それでこの前思い切って親友に相談してみたんです。
「信念を持って生きていて、頭が良いから負けたりすることはないんだけど、『成功を近くに置いて安心しちゃいけない』みたいなポリシーで300万(現在の貨幣価値に換算すると3,000万円である)を2,3日で使いきる麻雀の代打ちをやっている人と、定職にはつかないんだけど、すごく優しくて他人の気持ちが分かって追い詰められると頭が切れる、生命力のあるギャンブル中毒だったらどっちが良いかな?」と。
そしたら間髪入れずに「どっちと付き合っても幸せになれないと思うよ」と言われました。
しかし中学時代からの親友にそう言われても、彼らのことを嫌いにはなれませんでした。
けれど2人とも違う世界にいるため、嫌いになる以前に付き合うも何もありません。
皆さんタイトルでお気づきかと思いますが、私が恋焦がれているのは赤木しげると伊藤開司という男です。
それからつらい夜が続きました。
どうして遠い存在の2人を好きになってしまったのかと。
そう落ち込んでいる日々に、私はとあるゲームを見つけました。
『萌えろ!ざわざわ日記』。
福本作品のファンの方が2012年くらいにリリースした、ブラウザ用乙女ゲームです。(※ここからちょっとネタバレ)
さっそくプレイしてみると、このゲームの中の森木はカイジの住むアパートの近所に引っ越してきたという設定でした。
可愛い。どんな顔をしていても可愛い。
出会う前は”顔が長くて救いようのないギャンブル中毒”と思っていましたが、今は”世界一カッコいいギャンブル中毒”に見えます。
パチンコ沼のときの横顔は永遠に見ていたいと思いました。
それからなんだかんだで2人でお祭りに行ったり、
腕を賭けようとしているカイジを止めたり、
あとプレイしている途中で麻雀ゲームの通知が来て画面が大変な状況になったり、
そうこうしているうちに、私たちはお付き合いすることになりました。
そしてカイジは桜並木を歩きながら、突然出てきて「お前ギャンブルの才能があるのに何やってるんだ。物足りなくなるぞ」みたいなことを囁いてきた消費者金融『帝愛グループ』の会長である兵頭に言いました。
「もうありのままの自分を肯定してくれる人を見つけたから、やみくもなギャンブルはしない。足を洗う」と。
私はあのカイジがギャンブルよりも大切に思う存在になれたことが嬉しくてたまりませんでした。
本当にたまらなかったので、幸せな気持ちのまま寝てまた翌日も同じストーリーでプレイしました。
しかしその後に心に残る蟠り・・・!
その蟠りの正体っ・・・!
兵頭のあの発言・・・!
彼の才能・・・その芽を摘み、”つまらない人生”へと導くこと、それは果たして正しいのかっ・・・!
責任・・・! 突如重くのしかかる責任っ・・・!
同時に平凡な伊藤開司を好きになることへの覚悟・・・!
試されるっ・・・愛の力・・・!