タイトルの通り、1週間筋トレができなくなった。
ジムでハーフデッドリフトをやっていたとき、なんか急に腰が痛くなったなとは思った。
しかしいつもの精神で私は続けようとした。
(前回同じ重量で4repはいけたんだ・・・! 今は2rep目・・・! せめてあと一発はできないと・・・痛みがあろうがこうして立てている時点でまだ頑張れるだろうがっ・・・!)
そう自分に言い聞かせ、バーを握り息を止めた。
その瞬間、周りの空気がなんとなくおかしいことに気が付く。
私の気合いとは裏腹に(オイオイ大丈夫か…?)という雰囲気。
帰宅してからこのことを母親に話したら「そんなの気のせいだよ」と言われたが、でも確かにあるのだ。
私もインターバル中に他の方のトレーニングを見ていて、あれ腰痛めないかな…?とか勝手に心配になるときがある。
その感じをなんとなく察したのだ。
私はとりあえず挑戦するのをやめ、インターバルを取ることにした。
しかしインクラインベンチに座ってじっとしていると、どんどん痛みが増していった。
冷静になればなるほど痛い。
悔しかったがハーフデッドは中断した。
せめてラットプルとかマシン系のトレーニングだけでもと思ったが、もうそれどころじゃない。
歩いていても痛いし、階段を降りているときなんてもっと痛い。着替えているときは地獄のよう。
前回の肉離れの経験を思い出し、私は急いで近所の整形外科に行った。
診察に呼ばれ、事の経緯を話す。
お医者さんから「何kgくらいでやっていたんですか?」と聞かれた。
「80kgです」と答えたら看護師さんも含めうわ~やば!結構重い!みたいな笑いが起こったので、「ハーフデッドなんで別にすごくはないですよ!」と言おうと思ったがみんな楽しそうだしいっかと思ってそのままにした。
触診を終え、レントゲンを撮る。
幸いギックリ腰とか大きなケガではなかったが、しかし「1週間は筋トレはしないようにしましょう。安静に過ごしていてください」と言われた。
普通にめちゃくちゃショックである。
1週間も筋トレができなかったらその間何をして過ごせばいいのだろうか。
あとは1年ちょっと前に左ハムの肉離れをしてあんなにストレッチの大切さを学んだのに、今回も同じ過ちを繰り返した。
ストレッチをしなかったことだけが原因ではないと思うが、しかしやらなかったのは事実である。
でも悔やんでも嘆いても腰は痛いままなので、とりあえず安静にして1秒でも早く回復したい。
そしてあのときあの空気を漂わせてくれた周りのマッチョたちありがとう、と思った。
あの感じがなければ私は確実に無理矢理もう1repやって、もっとひどいケガをしていた。
そんなことを思いながら壁のカイジたちを眺めていたら、このティッシュくじのときのカイジが1番目立って見えた。
次元は全然違えど、無茶をしないことが許せないし痛い目に合わないと分からないあたりが少し似ているような気がした。
あるいは私がカイジに似てきただけかもしれない。
いや、カイジだったらあそこで腰を破壊しながらでもあと3repやって記録を更新していた。
やっぱりカイジはカッコいい。