2ヶ月ほど前からずっと楽しみにしていたし、優勝戦の日は有休をいただいていた。
さらに嬉しいことに、18日と26日に竜太が自身のアパレルショップ「one」に来店することも分かった。
18日は平日だったが、仕事終わりに物凄い勢いで向かった。
お店にいるのは18時までと聞いており微妙に間に合わなさそうだったけど、せめて竜太がいた空間の空気だけでも吸って店員さんともお話ししようと思いとりあえず物凄い勢いで向かった。
残念ながらお店には竜太の姿は無かったが、ダメ元で店員さんに聞いたら「ご飯食べに行ってて、この後戻ってくると思います」とのこと。
待つ。全然待つ。
いつまでも待つわ。
そして服を見たり、店員さんや他のファンの方と話すこと1時間…竜太がいかにも急いできましたみたいなボサボサ頭で現れた。
夢かと思った。
色々伝えたいことはあったのだが、テレビやYouTubeで見たあのままでめちゃくちゃフレンドリーに話しかけてくる。
その前に、私は今回竜太の店で服を買おうかどうか悩んでいた。
購入者にはサイン入りプロペラの抽選券、3万円以上買った場合はサイン入りポスターがもらえるからだ。
しかし3万円は結構大きい。
それに竜太のアパレルの服はもう5着くらい持っているし、「生涯年収15億のボートレーサーの前で私が震えながら出す3万には意味があるのだろうか…」などと友だちに相談するなどしていた。
友だちが「その場の雰囲気で決めるのは?」と言ってくれて、そうすることにした。
そして当日の私はと言えば、目の前でキラキラと輝く竜太に言った。
「平和島に3日間応援に行くので、服を3着選んでいただけないですか?」と。
竜太のアパレルの服は1着1万円くらいする。
待っている間、店員さんが「全然服とか選んでくれますよ~」と言っていたのを聞いた時点でもう傾きかけていたが、全然3万円以上買った。
普段は節約のためとお弁当を作ったり1駅分歩いたりしているのに、なぜかこういうときだけポンと出てくるお金ってあるよね。(あるよね?)
それから竜太とお話しをしたり、写真を撮ったり、サインを書いていただいたりして幸せな時間を過ごした。
その翌々日は平和島初日。
この日は友だちと一緒に行くことになっていたので、本当に楽しみだった。
あと竜太のレースの前にパチンコも打つというプランで、お財布に2万円以上入っていた私の顔は心なしかいつもより凛々しかった。
パチンコ経験者同士(私は数回しかないけど)で話がすごく盛り上がった。
1人で打つパチンコは負けたときにただ虚しいだけだけど、友だちと打つパチンコはワクワク感やスリルを共にしているという意味でディズニーに一緒に行っているみたいなものだよねという話をした。
この日はノリ打ちをしたのだが、ノリ打ちの時の私はなぜか強いので2,000円の時点で7,500発くらい出した。
その後もしばらく打ち続け、お昼前くらいに競艇へと移動した。
竜太のレースまで少し時間があり、そこで友だちと食べたモツ煮はいつもより美味しかった。
それから竜太のレース前になり、私は舟券の買い方を友だちに説明した。
「竜太は3号艇でも1番人気でもちろんその買い方はした方が良いし、でも初日でモーターも微妙だから様子見で2着にしておくのもアリだよ」と言うと、友だちが「でも森木は宗教上の理由でそれができないんだよね」と返してきたのが本当に面白かった。(今でも面白い)
そしてまずは直前展示が始まり、この時点で私は泣いていた。
なんならピット離れでウルっときていて、友だちが慰めてくれたのだが、後々考えるとこの時の私は割とキモかった。
普通に"憧れの推しがボートに乗っている姿をようやく目の前で見られたことに感動した"と捉えればそれはそうなのだけど、初日の展示のピット離れで泣くというのは、"運動会で我が子がクラウチングスタートの構えをしているのを見ただけで泣く"ぐらいのフライング涙である。
ここで涙したので、案の定本番でも泣いた。
感動の意味もあったし竜太が本当に2着で、ゴールした後に頭を下げていたのを見て「悔しかったねぇ…」と言いながら泣いていた。
でもその日の2レース目では余裕の1着ゴール!!
勝利者インタビューを見られて嬉しかったし、「皆さんが応援してくれているのを見て頑張らなきゃ」という発言を聞きまた泣いた。
ただ「エンジンがデリケートちゃん」と言っていて、2節前の唐津での「エンジン壊れてます」発言を思い出し、なんだか心がざわついた。
あとこのインタビューの竜太は、プレゼントのクリアファイルに対して「これ美味しいですか?」と聞くなどなんだかよく分からなかった。
でもこういうところが可愛いのです。
そんな感じで楽しく幸せな平和島初日でした。
②へと続く。