こんばんは。
まだかき氷を食べていない森木です。
昨日、3泊4日のサークルの合宿から帰ってきました。
撮影をしたりバーベキューや花火をしたりダムを作ったりとすごく楽しかったので、今はなんだか寂しい気持ちです。
寂しい気持ちなので、今日は図書館に行って絵本を借りてきました。
1冊目はコチラ。
五味太郎さんの”言葉図鑑”という本です。
おすすめコーナーみたいな所に置いてありました。
内容はというと、ライオンを使って言葉の違いを教えるといった感じです。
こういう特殊な文が10ページ以上あって、最後の方には今までの言葉をまとめて使った文章が書かれていました。
例えばこれ。
”レーシングカーばりのロケットがたのわりには三輪車なみのスピードしか出ないおもちゃにちかい自動車にのるライオン”
子供たちが本を読んだり、夏休みの宿題をしている中で「もっと簡単な自動車に乗ってよ!!!」と叫びたくなってしまいましたが、頑張って堪えました。
それにこれはまだマシな方なんです。
その後にのっていた文がコチラ。
”この世の終りとみまごう地の果てのごとき荒野を聖人くさい態度で死人のようにさまようライオン”
私がお母さんだったらやっていられません。
きっと子供には何一つとして伝わっていないと思うし、どう説明したら良いのか分からなくなってしまうと思います。
けれど”みまごう”とか21年間生きてきて1度も使ったことが無かったので、むしろ一緒に読んでいる親の方が勉強になるのではと思った1冊でした。
その次に借りてきたのが、アントワネット・ポーティスさん著の”あきちゃった!”という本です。
これは私自身がものすごく飽きっぽい人間なので、単純にタイトルに惹かれました。
毎日犬も猫も鳥も同じ鳴き声である中、1羽の鳥が自分の鳴き声に飽きてしまうところから物語は始まります。
そして鳥はある日、別の鳴き声が思いついたのです。
アチャピッピポケプー!
最高ですね。
1羽の鳥が、○○は○○でなければならないという決まりから脱した瞬間です。
なかなか面白いと思いながら続きを読んでみると、
他の鳥たちが責めてきました。
こうでなければならないを破ってしまったから、ちょっと他と違うからってすぐこれです。(怒り)
でも、本当はカラスも決まりに対して嫌悪を抱いているのではないのでしょうか。
だって決まりに対してそんなに執着がなかったら別にこの鳥のことなんて気にならないだろうし、だからこそ、決まりをあっさりとやめてしまったこの鳥に対して怒ってしまったのだと思います。
このまま鳥はマジョリティーに飲み込まれてしまうのでしょうか。
頑張れ、鳥!
と思いきや、
また新たな鳴き声を思い付きました。
メンタルの強さがハンパじゃないですね。
あと、このハトはちょっと私っぽいなと思いました。
そうしていくうちに、他の鳥たちも新しい鳴き声の面白さに気付くのですが、カラスだけがカァーと鳴き続けます。
ところがある日突然、
カラスも違う声で鳴いたのです!!!
すごい!!!
マイノリティーがマジョリティーに勝ちました!
でもよく考えたらこれ、最終的にはカラスがマジョリティーに飲み込まれてしまっていますね。
こうして新しい社会は作られていくのでしょうか。
そんなことないですかね、難しい。
絵本って簡単そうに見えるけど大切なことを教えてくれて、面白いなぁと思いました。
以上!