サザエさんの視聴率を…ウッ…上げだい!!!
こんばんは!
良いタイトルが思いつかなかったので、過去の流行りにすがってしまった森木です。
みなさん、毎週日曜日はどのように過ごしていますか?
家族との団らんを楽しんだり、あるいは友達とご飯を食べに行ったり、休日でもバリバリバイトをしたりと様々だと思います。
私はといえば世田谷区民だからという謎の使命感でいつもサザエさんを見ているのですが、今日yahooニュースでこんな記事を発見してしまいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160704-00000103-sph-entheadlines.yahoo.co.jp
もう何年もサザエさんを見ている私からしたらこれは聞き捨てならない事実。
というか逆に何を見ているんですか???
こんなに安定感、そして安心感のある番組って他にないですよ。
それこそ中井貴一のサラメシくらいです。
アレですか、モヤさまとかですかね。
モヤさまはまぁ面白いのでしょうがないですけど…。
とにかく私は皆さんにサザエさんの良さを知ってもらいたいというか、知ってもらわないといけないのです。世田谷区民なので。
恐らくこのブログの読者は大学生以上が主だと思うので、別に今はサザエさんには惹かれないなぁという方も多いでしょう。
けれどサザエさんは国民的アニメというだけあってやっぱり面白いので、今回は私の印象に残った話を3つ紹介したいと思います。
まず1つ目。
ホリカワくんの卵(2014年7月20日放送)
ホリカワくんというのは、ワカメちゃんの同級生の男の子です。
見た目はいたって普通なのですが、ホリカワくんの行動を見ていると「ん?」となってしまうことが多くあります。
実際に検索欄に『ホリカワくん』と打ち込んでみると、
このように『堀川くん サイコパス』や『堀川くん 狂気』といった、本当に国民的アニメのキャラクターなのかを疑ってしまうような候補がいくつか表示されるのです。
ホリカワくんが頭のおかしい行動をとるのはほぼ毎回のことなのですが、この『ホリカワくんの卵』は特にこの子大丈夫かな…となった回でした。
2年くらい前なのに覚えているほどのヤバさです。
ある日、ホリカワくんが親戚の家にいるひよこの写真を見せにフグタ家にやってきます。
そしてサザエさんやワカメちゃん、タラオとそのひよこについて話した後に言うのです。
「あんまり可愛いから名前をつけたんだ」
その名前がなんだと思います?
サザエさんが写真を裏返すとこう書いてあるのです。
わかめ
この時点でヤバみを感じますが、さらに産まれた卵は「真っ先にワカメちゃんに食べてもらう」のだそう。
そして極め付けはホリカワくんが書いたこのひよこの絵です。
サザエさんのホリカワくんの奇行まとめ!サイコパスで名探偵って?
凄まじい。
なんか1周まわって芸術性を感じますよね。
だから私はホリカワくんが登場するとすごくワクワクするというか、この平和さに当たり前のように入り混じる狂気を見るのが毎回楽しみなのです。
だけどやっぱりフグタ家は良い人なので、毎回奇行をするホリカワくんを拒絶することもなくいつも通り和やかに生きていきます。
ホリカワくんは要チェック人物です。
彼の行動は確実に翌日の話題にできます。
こうやってホリカワくんみたいなよく分からない人が登場してくる回はまだ刺激があっていいのですが、何年もあの平和な家庭を見ていると(そろそろ浮気とかしないのかなぁ)と思ってしまうことがあります。(ひどい)
2週間前の私もサザエさんのOPを見ながら(今回はマスオさんのシャツに口紅がついていてもいいんじゃないかな。オチは結局平和かい!みたいなのでいいからなんか一悶着起こして欲しい)と最低なことを思っていました。
とか思いつつ、心のどこかではいつも通りであることを願っていたのですが…。
マスオさんは人気者(2016年6月26日放送)
内容はというと、どこに遊びに行っても人や動物までもが集まってしまうというマスオさんの人気っぷりを描いたものでした。
マスオさんは人柄が良いですからね。
タラちゃんと公園に遊びに行けば何匹もの犬が寄ってきて、また別の場所に行ってもいつの間にか花沢さんたちと盛り上がってしまうのです。
タラちゃんとマスオさん、そして途中からやってきた花沢さん、かおりちゃん、早川さんでサッカーをやったときのことです。
疲れたので休憩をしようということになり、最初は和気あいあいとみんなで楽しく話していたのですが、タラちゃんがその輪を抜け出し、同じ敷地で遊んでいたカツオの方へとやってきます。
タラオ「お話がつまんないです」
花沢「サザエさんとは恋愛結婚じゃなくてお見合いだったんですか~?」
マスオ「そう!」
かおり「どこでお見合いしたんですか?」
マスオ「デパートの食堂」
花沢「その場で決まったんですか?」
マスオ「あぁ~(赤面)」
女子勢「はやーい!」
「はやーい!」って何だよ!!!
確かにこの話はタラちゃんにはつまらないですね。
さらには夜寝る前にカツオに「マスオさんがお兄さんで良かったよ」と言われたりと、本当に愛されているエピソードが続きます。
しかし、そこで調子に乗ってしまったのか、ある日フグタ家に遊びに来たワカメちゃんの友達(マスオさんのファンらしい)に向かってこんなことを言いました。
マスオ「僕のお嫁さんにならないかい?」
女の子「うん! なる!」
マスオ「はははは! 可愛いねぇ~」
マスオさんって意外とチャラい一面もあるんだなぁと思っていたら、サザエさんがやってきて「あの子が帰りたがらない」と言ってマスオさんを睨みつけ、途方に暮れてしまうという終わり方をします。
見終わったあとに、私は思いました。
すごくちょうどいい。
サザエさんらしさを残しつつ、軽くもめる。
これぞ私の求めていたものです。
なのでこの回は個人的に最高でした。
そして、最後!
今まではちょっとネタっぽいのを紹介してきましたが、これは本当にサザエさんらしい回です。
磯野家の日曜日(2016年5月29日放送)
このお話しは近所に引っ越してきた親子(父と息子)を中心に展開していきます。
みんなで朝ご飯を食べながら、それぞれの本日の予定について話すところから始まります。
マスオとタラちゃんは公園へ。
その公園に例の親子がいるのですが、息子は環境になじめずにアスレチックの影にずっと隠れていました。
しかし、かくれんぼをしていたタラちゃんたちといつの間にか仲良くなり、みんなで楽しく遊ぶのです。
次に、ワカメちゃんとサザエさんがバドミントンをしているシーン。
そこに先ほどの親子がやってきて、「この辺はまだよく分からない」というと、サザエさんがおすすめのスポットを教えてくれます。
その後は、手紙を出しに行く途中のフネに道を尋ねたり、空き地で野球をしているカツオと波平と一緒にキャッチボールをしたりと自然とフグタ家の温かみに触れていくのです。
そして、スーパーのシーンに切り替わり、最初は誰にもなじめずにいたあの息子が両親の前で楽しそうにはしゃいでいます。
かと思いきや突然立ち止まり、「あっ!」と指をさした先には、『1人1つ』のサラダ油を家族総動員で買いに来ているフグタ家の姿がありました。
その姿を見て、父親は「あの人たち家族だったのかぁ」と言って、息子と微笑み合うんです。
これはもう泣きました。
うまく言葉では表せないけど、幸せを映像にしたらこんな感じなんだろうなぁと思ったら目頭が熱くなってきてしまったのです。
本当にフグタ家の良さを表す素晴らしい回だと思うので、機会があったら見てみてください。
なんか軽い気持ちで書き始めたのに気が付いたら3500字を越えていましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
「久々にサザエさん見ようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。(日曜18時半からフジテレビです)
嬉しいですが、思った以上のゴリ押しように、私はサザエさんのなんなんだという気持ちに少しなっています。
いつまでもこの番組が続くといいですね。
以上!
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