My revolutionが分からない
「フェラチオをしてあげるので、今からうちに来て」
フェラチオをしてあげるから、今すぐあなたに来て欲しい。
今日は晴れているから自転車で来られると思うけど、10分ちょっとの距離を移動するのが面倒なら、往復のタクシー代を払うつもり。
時間的にもう夜ご飯は済んでいると思うけど、小腹が空いたならUberEATSで好きなのを頼んでいいよ。
あなたが好きなハイボールは冷蔵庫で冷やしてあるから。
その代わり、洗面所に新しい歯ブラシが増えたことに気付いて欲しいな。
行為をするときに、新しい体位をねだる私に違和感を覚えてくれないかな。
だからって何も言わなくていいの。
わかり易く拗ねるなんて、そんな可愛いことをする必要もない。
セフレが増えたのかもしれないし、彼氏ができたのかもしれないし、でもあの子は相変わらず俺の事を求めているし、モヤモヤモヤ…ってそうして欲しいの。
何も感じないってことだけは、寂しいから辞めてね。
あなたがいつもせびってくるパチスロ代、最近渡せてなくてごめんね。
仕事が忙しくて、やることもいっぱいあって、あとは幸せもいっぱいあるはずなのに、それが見えなくなっちゃって、つらいの。
好きな人が本当に私を必要としてくれてるのかが分からなくて、心がキュッとして苦しいの。
私の果てない夢は、私が果てることで終えてしまいたいような気がしてる。
でももう少し頑張りたいような感じもする。
大切な人にはこんな苦しんでて弱くてもがいてる私は見せられない。
消えてなくなっちゃいたい。
いつまでも減らない書類の山からも、不安的な家庭からも、好きな人からの返信を待つ不安な時間からも全部から逃げ出して楽になりたい。
だから今だけ都合の良い人になってよ。
その代わりにあなたが飲み会の帰りにいつも求めてくるフェラチオをしてあげるから、今すぐうちに来てください。
何も知らないまま能天気にやって来て、気持ちいいことをして、子供のように輝く目でパチスロの設定の話をして、またいつものようにお金をくれないことにブーブー文句を言いながら帰ってね。