森木製菓

果たして社長になれるのか!?

ラオスで働いてるけど、やっぱり日本が良いと思う

サバイディー!
久々にゆっくりしている森木です。



さて、今日はこのブログだからこそ書けることを書いていこうと思います。

それは「現在ラオスで働いているけど、ずっといようとは思わない」ということ。

他のSNSやブログだと、現地滞在の方が読んで下さっているからやっぱり書けないし、日本にいる友だちに聞いてもらうのもなんだか申し訳ないので、やっぱりここがちょうどいいなと思った次第です。


もうご存知の方もいるかと思いますが、私はラオスと日本を行ったり来たりの生活をしています。

だいたい2~3ヵ月に1回のペースで動くのですが、今年は半年以上はラオスで過ごすことになりそうです。


仕事内容はここでは詳しくは書けないけど、とあるプロジェクトの担当をさせていただいております。

日本人というだけで部署の上の方にいて…といっても小さな部署だから人事、経理、広報、販売戦略などなど…もうほぼなんでも屋さんに近い感じで色々やっています。

私以外はみんなラオス人スタッフで、英語が喋れる人が数名いるから、コミュニケーションは英語のみ。

私はまだまだラオス語が分からず、その人たちがいないと結局は何もできないので、本当にスタッフ様様です。

というかこうやって書くと、私めっちゃカッコいいじゃん。


という自惚れはさておき、そんな感じで日々働いています。

そうして仕事をしているときに思うのが「人間らしすぎると発展の速度は遅くなるんだな」ということ。

例えば人材に関して、プロジェクトだからどうしても使えるお金が限られてきて、将来的には今いる人だけでなくて新しく来る人たちも不自由なく暮らせるようにお金を生み出していきたいのだけど、でもそのためには今は良い人材だけを確保して少数精鋭でやる必要もあって、時に残酷にもならねばなりません。

なので「この人を切ろうと思う(あるいはお給料を減らそうと思う)んだけど…」とスタッフに伝えると、「でもそれはその人にとって、あんまり嬉しいことじゃないよね」と返されたりします。


いや、本当にそれはおっしゃる通り。

だって私とか家族が切られる側だったら嫌だし、こちらとしても今まで関わってくれた人に辞めてもらうのは超つらいです。

でも将来もっと良くなることを考えたら、今の人員だとねぇともどかしくなります。


ラオス人は本当に優しくて、自分への見返りなど求めずに助け合いながら生きているように感じます。

例えばリーフアイっていう、グループで「今月はAの人にBとCが5,000円、来月はBの人にAとCが…」とお金を貸し合う制度があったり、年上は年下を助けるもの、家族には仕送りをするものなど…。

その考えって凄く人間らしくていいし、なんならそこに惹かれてラオスで働くことを決意したのですが、こうやってプロジェクトとして携わったとき、ラオスの発展がスローペースである理由が分かりました。

要は日本人にある冷たさが全然ないんですよね。


日本にいる間は「日本人まじ冷たい!許せん!ラオスは素敵!」と思っていたものの、今は快適に生活をさせてくれる日本ありがとうという感じです。

まぁ比較対象がラオスと日本だけなので、もっとバランス良くやっている国もあるかもしれません。

しかしラオス人は講習会に参加するときに、そこに来るまでの交通費や給料を求めてきたりもして(というか払うのが当たり前)、それもやはり人間らしいっちゃ人間らしいけど、そんな姿勢じゃより良くはならないよと思います。


今も街は中国の建設会社がいっぱい入ってきてるし、アイデンティティはどうしたの、こんなに良い国なのにもったいないなぁと感じている次第です。

そもそもラオス人は「その日良く生きられればいい」っていう感じ"らしい"ので、私みたいな考えは余計なんだろうけど、日本人だからかやはりどうしてもこういう考えを持ってしまいます。


でも私はラオスラオス人も大好きですよ。

だから結婚しても旦那が許すのなら今の生活は続けたいし、素敵なラオス人がもっと良く生きられるために自分が出来ることはやっていきたいです。

ただずーっといたいかと聞かれると、やっぱり医療設備とかを考えるといつかは日本に戻りたいと思っているから、この生活に慣れてしまうのも良くないなと思っています。


あといかんせんラオスの日本人コミュニティは狭すぎる。

そもそも私がいるビエンチャンはそんなに大きくないので、街まで出ると絶対に誰かに会うし、日本人は少ないからその分集まったり親密になりやすいんですよね。

日本人コミュニティの中でも2種類の人種がいると私は思っていて「日本で生きづらいからラオスに来た人」と「仕事のためにラオスに来た人」のどちらかです。

私なんかは後者になるので、どうしても前者の人とは何か違う感じがするから、考えや話しを聞く分にはとても良いんだけど、でもそんなに関わらないようにしてしまいいます。


だって私がラオスに来た理由が、

ラオスのゆったり感が好きだから
・まだ発信のしがいがある(=ブログの収益になりやすい)から
・自分の時間を確保しやすいから

と、ラオス「私のこと、都合の良い国だと思ってるんでしょ⁉」と言われたら「いやそうだけど、でも好きだよ」と答えてしまう感じの結構自己中心的っちゃ自己中心的なものだからです。

だからそういう面で、日本人コミュニティに入り浸りすぎるのも避けたいし、一部の人とは合わないんだろうなぁと思います。

もちろん考えが合いそうな人とはよく出かけるし、飲みにも行きます。


と考えると、今日本とラオスを行ったり来たり出来ている暮らしは最高なわけです。

でもこれもいつまで続けるか、最近たまに考えています。


こんなこと現地に住んでいる人には絶対言えない!という内容を書きました。

ただ変わらないのはラオスラオス人も好きである」ということ。

一方で生活することを考えたら「まだまだ不便」だし「コミュニティ狭すぎ」なのです。


もしかしてもっと自分にちょうどいい国があったりして。

とりあえずはラオスで時間を確保しながら、どこにいてもお金を稼げるようにしていこうと思います。

そして何より今はプロジェクトを頑張ります。


以上!!!