【勝つ人】150人の前で武井壮に人生相談をしてきた!
こんばんは!
占いは良い結果だけ信じる森木です。
今日は渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで開催された、7月15日(金)発売の武井壮さんの著書『勝つ人 13人のアスリートたち』のイベントに参加してきました!
しかもこのイベント、本のタイトルにちなんで抽選で選ばれた13人がステージ上で武井さんとタイマントークをするらしい。
http://number.bunshun.jp/articles/-/826026number.bunshun.jp
これを知ったときは(嫌だ! 絶対に選ばれたくない!)と思いました。
なぜなら普段の出待ちでも全然喋れない上に、みんなの前で真剣に相談をするのなんて超恥ずかしいと思ったからです。
そして、イベント直前。
列に並んでいると抽選ボックスが回ってきました。
一緒に行った方は棄権をしたので、私もしようかな~と思ったのですが、どうせ当たらないしと思ってとりあえず引いてみたんです。
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当たった。
当たったと気が付くまでに若干タイムラグがありましたが、なんと当たってしまったんです。おみくじでは凶しか引き当てないのに。
あんなに嫌がっていたものの、選ばれたら選ばれたでめちゃくちゃ嬉しいし、愛の力だなって思いました。(うるさい)
番号は10番目だったので、自分の番が来るまで他の人の悩みを聞きながら待ちます。
↑撮影タイム。ライトが彗星みたいになってる。
待っている間は緊張しすぎて少し小刻みに震えていました。
そして、私の前の番号の方が呼ばれたのでステージ裏へと回ります。
そしたらですよ。
めちゃくちゃ珍しい文房具が置いてあったんです。
イベントが本屋の一角で行われていて、そのステージのすぐ裏が文房具コーナーだったので、私としてはたまったものではありませんでした。
武井さんとのタイマントークを前に1人で見たこともない文房具に興奮していると、拍手が聞こえたのでステージへと上がりました。
武井「あれ、なんか見たことあるね」
森木「はい」
武井「この子さめちゃんっていっていつも出待ちに来てくれるんですよ。よろしくね」
森木「よろしくお願いします」
ちなみにあり得ないくらい緊張していました。
あとネームプレートにはちゃんと『さめ』って書きました。
武井「さめちゃんの相談は?」
(ステージ上では頭が真っ白になってうまくまとまらなかったので、うまくまとめたバージョンで書きます。)
森木「私は今就活生で、就活をしてしばらくしてから自分はライターになりたいんだということに気が付きました。バイトでライティングの業務をしたり、記事を書かせてくれるインターンを探して、今もやっています。それに行きたい会社もあって、もしそこで私の記事が認められて採用してもらえたら良いと思っています。けれどダメだったらダメだったで、実力不足ということでまた経験を積んでから再チャレンジすれば良いと思いました。しかしそれを母に伝えたところ「新卒で入社してもらわないと困る。そのためにあなたを学校に通わせたんじゃない」と言われてしまったんです。どうやったらこのプレッシャーに打ち勝てますか?」
超真剣です。
まさか自分がこんなドラマみたいなセリフを母親に言われるとも思っていなかったし、この言葉は能天気な私でも結構くるものがありました。
以来、森木母が作ってくれたごはんを見るだけで泣くようになってしまったんです。
あとミスチルを聴いても泣く。3曲に1曲は泣く。(未完とかランニングハイとか)
昨日も帰り道に信号待ちをしながら「うっ…ううっ…」と声が漏れてしまうほどに泣いてしまったので、もう武井さんに相談するしかないと思いました。
自分の人生を解説するのって尋常じゃなく恥ずかしいけど、ちょっと話させてもらいます。
飛ばしてもらっても全然構わないです。
ここから話すことは少し自慢みたいに聞こえてしまうかもしれませんが、私は小学校からずっと私立でした。
それに塾だけじゃなくて、体操教室や水泳、ピアノ、絵画など色々な習い事をさせてもらったし、とにかくお金をかけて大事に育てられてきたんです。
大学生になったときだって、アイルランドに行きたいって言ったらそのお金も出してくれたし、英会話を習いたいって言ったらやっぱり授業料を出してくれて、本当にそこは感謝しています。
でもだからこそ真っ直ぐに育たなきゃっていうプレッシャーが凄いんです。
本当に私は甘やかされてきたと思います。
家族だけではなく、親戚からも。
「あなたは本当に良い子だね」とか「あなたは真面目だから大丈夫だよ」とか言われてきましたが、そうやって親族の前で良い顔ばっかりしている自分が嫌でした。
みんなから嫌われるのが怖くてそうしていただけで、実際は全然良い子じゃないし、真面目でも何でもないからです。(私がまだ見ぬイケメンのことしか考えていないのを皆は知らない)
だからちょっとヤンチャしている友達が大好きでした。
この子たちはこれくらいじゃ嫌われないって思うくらい、強い自分があるんだろうなと思ったからです。
そんな感じでずっといたため、森木母のあのセリフには本当に何も言い返せなかったし、分からなくもありませんでした。
武井「俺は両親がいないところで育ってきたから難しいけど…。でもさめちゃんのお母さんも心配なんだと思うよ」
森木「そうですよね」
武井「やっぱり心配だから新卒で社会人になってもらいたいっていうのもあると思う」(すみません、緊張しすぎて曖昧です)
森木「けれど私自身は、別に新卒がどうとか気にしていないんです。やりたいときにやればいいと思っています」
武井「俺もそうだよ。それにやっぱりさめちゃんのお父さんもお母さんも、さめちゃんが楽しそうにしている姿を見られればそれが一番なんじゃないかな。例え良い企業に就職したって、さめちゃんが凄く苦しそうなら、それは両親からしても辛いことだと思う。それならさめちゃんが幸せでいられるところを見せられる方がずっといいよ」
……………
………
…
オアアアアアアアアアアアアアア
!!!!!!!!!!!
22年生きてきて、初めて心から承認欲求が満たされたと思いました。
この感じはアレです。私の大好きなホットロードのワンシーンにありました。
和希(能年玲奈)が亡くなった父親のことを思い出しながら春山(登坂広臣)に言います。
「たった一人の娘に、一緒にチューリップ畑に行ったことしか覚えてもらえずに死んじゃったのって、どんな気持ちだろう」
そうしたら春山は言うんです。
「置いてく方も…やっぱすげぇ悲しいんじゃねぇの」
はぁ…。
実際に自分の両親がどう考えているかなんて分からないけど、あの武井さんが「両親もさめちゃんが幸せそうにしている姿を見るのが一番だよ」って真っ直ぐに目を見て言ってくれて、もうそれだけで温かい気持ちになりました。
春山風に言うと「育ててくれた方も…やっぱ娘が生き生きしている方が嬉しいんじゃねぇの」です。(変換しなくていい)
恐らく、私の両親は仮に私が「まずは契約社員かバイトでライターをやらせてもらって、他にもバイトしたりして生活費を稼ぐね」なんて言ったらはっ倒してくると思います。
なぜなら、家系がそうだからです。
大学を出て新卒で就職して結婚するのが全て、それ以外はダメ。
これは親戚同士で集まったときの会話でどストレートに伝わってきます。
そんな中で、(というかなんでこの家系で私みたいな思考の子が生まれたのか分からない)爆弾みたいな娘を抱えている両親の気持ちは本当につらいと思うし、申し訳ないのです。
でも、みんなが1つの社会(会社、家庭とか)に属せるのが本当に凄いと思うし、私にはそうできる感覚が分かりません。
意識高い系大学生的な思考とかではなく、辛いものを食べられる人の気持ちが分からないみたいな感じに近いです。
「働いてみないと分からないじゃん!」って思うかもしれませんが、私が1つのことを続けられなかったり、1つのコミュニティーにい続けられないのは22年生きてきてなんとなく分かっています。
中学生の時に(なんで毎朝同じ時間に学校に行かなきゃいけないんだ!)と思って、勝手に行く時間をずらしたり、行くことすらしなかった時期がありました。
結局宿題も出すし、勉強もするからいいじゃんと思ったんです。
けれどやっぱり学校から親に電話がかかってきて、いけないことなんだなぁと思いました。
あとは自分の家族と価値観が合わないというのは小学校2年生のときに感じていました。
私はこう見えて、昔はザ・目立ちたがり屋でした。
意見はバンバン出すし、劇では絶対に前に出たい。
なので授業参観の音楽の時間なんて、張り切って手をあげていたんです。
それで当ててもらって、いざハーモニカを吹くぞって思ったら、森木母が首を横に振って、手で"座りなさい"というジェスチャーをしました。
私は「良いじゃんー!」と言ったのですが、それでも首を横に振っていたのです。
それからというもの、どうか控え目に生きてくれという育て方をされ、当時遊んでくれていた大学生の人達にも「公園では発狂しているのに家では大人しいね」と言われていました。
けれど、この森木母の考えもすごく分かるんです。
だって、出る杭は打たれるじゃないですか。控え目にしていれば攻撃されるリスクは圧倒的に低いんです。
私を守りたいんだなというのは伝わってきましたが、果たしてその育て方が自分に合っていたかと思えば、うんとは言えません。
だから家での自分も本当の自分だけど、友達といるときの自分の方がストレスは少ないし、のびのびとしているなと思います。
なので、私が自分の気持ちに正直になって幸せに生きても「それは違う」と言ってくるのではないでしょうか。
まぁそれだったらそれでしょうがないし、そうならないためにも、ここなら会社だけど働ける!ってとこに就職できるのが現段階ではベストなんですけどね。多分。
別に自分の家族が嫌だ!と言っているのではなく、本当に価値観が合わないんです。
100万人にアンケートをとったら私の思考に賛成してくれる人は3万人くらいだろうし、こればっかりは性格だからどうしようもできないなとは思います。
それに家族は大好きだから離れることもできないし、だから出来る範囲で、友達とか武井さんの価値観に触れていたいのです。
というか武井さんの価値観がすごい合う。
22年しか生きていないのにこんなことを言って申し訳ないのですが、武井さんの考えが一番自分にとって気持ちいいです。
そういう感じで、緊張しすぎてほぼ覚えていませんが、素敵なアドバイスをいただけたのでした。
それに良かった出来事が他にもあって、イベントに来ていた知らない人たちと交流することが出来たんです。
「一緒に頑張りましょう!」って言ってくださって、本当にステージの上で思っていることを言って良かったなと思いました。
出待ちで知り合って、今回のイベントに来ていた方も杉村太蔵さんのエピソード(トイレ掃除をしてたらスカウトされた話)を教えてくれたり、Twitterでリプを送ってくれた方もいて、なんか本当に恵まれた環境にいるんだなぁと実感しました。
そして帰りに三軒茶屋で号泣しました。(良い涙です)
とにかく楽しむことだけは忘れずに、いつか絶対に成功して、両親や親戚に新しい価値観を提供したいです。
あとお金持ちになってベンツを買う。
そんな感じの素敵な夜でした。
ありがとうございます。
以上!
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