森木製菓

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果たして社長になれるのか!?

プロフェッショナル 妄想脚本家 森木の執念


妄想脚本家、森木


「妄想脚本を書くにあたって、人との出会いって大切なんです」

「色んな人を知っていた方が幅が広がるし、読んでくれる方にも常に新しい刺激を与えたい」



(キーボードをタイプする森木)



妄想脚本家、森木。


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「大学生の時間があるころはね、飲み屋とかに積極的に行っていました。それで人のパターンっていうか、性格と行動を学んでいくんです。それでキャラクターに当てはめる」

「だいたいは人を知って、そこからストーリーが浮かぶっていう感じだったんです。でも今回は違う。ストーリーのために人が必要なんです」



今回、"妄想脚本家のウィザード"と呼ばれる森木に1ヶ月間密着した。

カメラが見たのは、どこまでもこだわり抜く1人の女の姿だった。




己の指先から、物語を生み出していく。

そんな森木がいつもとは違うやり方で、妄想脚本と向き合っている。


『今回はどんな人が登場するんですか?』

「気まぐれボーイの菅田将暉くんと…。この菅田くんは、私の妄想脚本にはマストなキャラクターなんです。でも初めて浮かんだのが、健全に主人公を愛してくれる男性です」


「それで、誰が演じるのが良いんだろうって思ったときに、ミキの弟、亜生さんがパッて出てきました。けど私、そういう人とあまり接したことがなくて。今はこれを使って探しています」



森木が今、心血を注いでいるのは、マッチングアプリの”with(ウィズ)”だ。



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会員数約200万人。

メンタリストDaiGoが監修しており、心理学を利用した心理テストによって性格や相性を分析し、より確実な出会いを見つけることができるのが特徴だ。



『どうしてマッチングアプリなんですか?』

「その登場人物が、悠太(ゆうた)って名前なんですけど。マッチングアプリで出会ったっていう設定なんです」


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『なぜ数ある中からウィズを選んだんですか?』

「心理学的な面から人を分析してくれて、ちゃんとその人の性格を見られるんですよ。だからか登録しているのも、真剣な人が多い。悠太は真面目な性格なので、きっと使うならここだろうなと」



森木はこれまで10を超えるマッチングアプリに登録してきた。

その中でも、1番信頼できると言う。


「1日2時間、5,000人以上の男性の顔面を確認してます」





妄想脚本家、森木2




「もう登録している人、ほとんどが見知った顔です。他のマッチングアプリに登録している人とかもたまに見つけちゃって、ヒヤッとすることもあって」

ウィズは毎週20,000人以上の人が、新しく登録しているという。

森木はその1人たりとも見逃さない。



「1日に最低でも3回、朝・昼・晩と”登録日が新しい順”で検索しています」
  
ウィズは、通常の検索機能の他に”おすすめ順”や”いいね!の多い順”などのフィルターを使って、全会員を並べ替えることができる。



『そんなにやって未だに1人も見つからないんですか?』

「いえ、1人いました。今でも忘れられない。顔が本当にミキの亜生さんそっくりで、プロフィールに”今後を考えてお付き合いできる人を探しています”って書いてあったんです。これってまさに悠太なんですよ。でもメッセージが続きませんでした」



『またメッセージを送ればいいじゃないですか』

「ダメです。メッセージが途絶えた時点で悠太じゃない。悠太は主人公を心配させることなく、愛情を注いでくれるんです」

キャラクターから少しでもズレたら、どんなに条件がマッチしていても見過ごすのだ。



「あとは”ミキ”っていうのを検索キーワードに入れて毎日調べてます。だいたい60人くらいいて、入れ替わりは数人。ほとんどが”好きなお笑い芸人は~”っていう流れで書いているんですけど、たまにいるんです。似てるって言われるという人が」

しかし、居住地が遠すぎたり、兄の方に似ている人が多く、求めている人物は簡単には見つからない。

それでも彼女は日々の検索を怠らない。




「でも最近は努力の甲斐もあって、顔はミキの弟から少し離れてるけど、キャラクター的には近い!みたいな人が数名見つかって。頑張ってメッセージのやりとりをしています」

「早く会って、そういう人がどんな服を着て、どんな歩幅で歩いて、どんなお店に連れて行ってくれて、どんな食べ方をして、どんな会話をするのか知りたい」



「そういえばこの前の、その忘れられない人からも学んだことが1つありました。それはメッセージのときに意外と”(^^)”を使わないということ。急いで脚本の”(^^)”をすべて”!”に書き替えました」


2ターンでもいい。

やりとりができて、そこから発見があれば、この時間は無駄じゃないと森木は語る。




『そこまで必死にならなくても良いんじゃないですか?』

「いや、なります。私は絶対にミキの弟似の男性とある程度の関係を築いてこの脚本を書きあげるんです」

「私が生み出した主人公に答えを与えたい。そのために私ができることは何でもやります」





脚本を終わらせるための妥協だけは絶対に許さない、森木はそう言い切った。



Progress / スガシカオ 2019


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