森木製菓

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果たして社長になれるのか!?

【日記】遅めの春と罪悪感

また突然あ~~~~~~1人になりた~~~~~~いという気持ちに襲われたので、携帯も何もかもを家に置いて自転車に乗ることにしました。


↑私のルイガノ


近くの公園にサイクリングコースがあるから、そこを無心でひたすら回ろうと思ったのです。

これはきっと不要不急の外出だと思いながらも、明日にも爆発しそうだったので公園へと向かいます。(動機的にはパチンコの列に並ぶ人と変わらないかもしれない)



ついてみると、自粛期間にしては走っている人が結構いて、しかしサイクリングコースは相変わらずガラガラでした。

1周(2km)で1人か2人見かければ良い方、というくらい普段から利用者が少ないのです。


けれどスピードのせいか、何周もする人がいないのか、2度同じ人を見かけるということは滅多にありません。

そんな感じでコースが空いていて思いっきり漕ぐことができて気持ちがいいので、私はこの公園が好きでコロナ前はよく来ていました。


久々にあの風を感じながら、スピードを出して前へと進み続けます。

その間、何人かを越したり越されたりしました。

ガチっぽい人や、仕事帰り風の人もいたりして、やっぱりその人たちとまた出くわすということはなかったです。



しかし2人だけ、珍しく何回か見かけた人がいました。

1人はスポーツバイクに乗っていて、もう1人はただの付き添いという感じで普通のシティーサイクルでした。


年齢は私くらいでしょうか。

スポーツバイクの方は今っぽい?、上がちょっとダボっとした白のTシャツで下がグレーみたいなファッション。

ティーサイクルの方は、スポーティーとパジャマの中間みたいなジャージ姿でした。


それで私が追い越すたびに「はえー」「女子珍しいね~」みたいなことを言っているのがかすかに聞こえたので、なんとなく印象に残っていました。

そうなんですよ、たぶん向こうは本当に気分転換みたいな感じで来ていたので割とスローペースで、抜かすたびに少し恥ずかしかったです。

あとスポーツバイクの方が本当に少しだけ、私が好きだった芸人の小川さんという人に似ていました。(色白ですらっとしてて釣り目)



数周し終えた後は、夜ご飯のあとすぎたせいで横っ腹がめちゃくちゃ痛くなったから、公園の入り口らへんで自転車にまたがったまま少し休憩することに。

スマホを持ってきていなかったので、ひたすら景色や人々を観察します。

3分くらい経ってやっと少しマシになってきたから、もうちょっとしたら戻るかと思ってると近くで「お疲れ様です!」という声が聞こえました。


すぐそばに大学があるからもうサークルの人たちが集まってるのかなぁと思っていたら、さっきの小川さんたちが視界に入ってきました。

微妙にきちんとソーシャルディスタンスを取りながら、「何周したんすか?」と聞いてきました。

どうやらさっきのお疲れ様です!は私に対してだったようです。



お酒が入っていないときにこういうタイプの人たちに話しかけられると困ってしまうのですが、無視をするわけにもいかないので「5周くらいですかね」と答えました。

ティーサイクルの方はただリアクションを取るだけで、小川さんの方が話を続けてきます。

すごく他愛もない会話です。


たぶん彼もまた移動のためにスポーツバイク(ビアンキだった)を買った人なのか、そんなにガチ感はありませんでした。

そしてよく見たら、小川さんに似ているだけあってやっぱり割とカッコよかったです。


もうこれだけで十分ブログのネタになるなぁ、やはり外に出ると違うなぁとか思っていたら小川さんがスマホを取り出しました。

妄想大魔神な私は(うそ、連絡先とか聞かれちゃったらどうしよう…! でも私彼氏いるし…! けど趣味が合う、タイプの男の人…のあいあfじふぉあjだ)とか思っていたら、「よくこの公園来るんですか?」と聞かれました。

勘違いも甚だしかったなぁと恥ずかしくなって答えようとする前に、「良かったらLINE教えてください」と言われました。



しかし生憎、私はスマホを持ち合わせていないのでした。

あぁ逆にこれで良かったのかと安心しつつ、電話番号検索とかいろいろあるけどそこまでやったらいけない気がして、「ごめんなさい、今度から持ち歩きますね笑」などと言ってさらりと流すことにしました。


向こうも「あー残念笑」って感じでそれ以上は特に来なかったので、1%くらい寂しかったけどまぁ良かったのです。

彼氏がいなかったら墓場に入った後も悔やんだと思いますが、今はこれで良かったのです。



それで横っ腹の痛みもすっかり無くなったから「緊急事態宣言が解除されたら少しずつ来はじめると思うので、またそのときに」みたいなことを言って帰ろうとしたら「はい! 俺もコロナがなくなってきたら、この時間帯に毎日来ます!」と笑顔で返されました。

あああああああああああああああおいおいおいおいおいおいおいそれはズルくないか。

私の中のチャンカワイが出てきそうだったので、軽く会釈をして漕ぎ始めたあたりで「次はスマホ忘れないでくださいね!」と言われました。



あぁどうしたらいいんだ。

でも分からない。単純に年の近いスポーツバイク仲間が欲しいだけかもしれない。


というか今の彼氏にこんな状況を知られたら大変だし、しかし小川さんに次会うことがあったら絶対に連絡先を教えちゃうと思う。

彼氏がいるのに他に気になる人ができるって珍しいことなのか、それともよくあるんだろうか。

そしてそうなったとき、みんなはどうしているんだろうか。

あぁそうだ。今はコロナで外界との接触が少なかっただけで、もし前のように戻ったら…。











そんな状況になり、そんな悩みを抱えてみたいという妄想をしながらひたすら自転車を漕ぎました。

全然無心じゃなかったけど、良い気分転換になりました。