森木製菓

森木製菓

果たして社長になれるのか!?

彼氏の顔が全然タイプじゃない

 

こんばんは!
今日は淡々と書く森木です。



私にはいまラオス人の彼氏がいて、タイトルの通り顔が全く好みではありません。

コロナの影響で彼はラオス、私は日本とバリバリの遠距離恋愛なので、今は毎晩2時間のビデオ電話でコミュニケーションをとっています。


そしてこんなにも顔が好みでないのに、なぜか彼の顔が画面に映ると幸せな気分になってじっと見てしまいます。

しかし見ながら(あーどのパーツも好きじゃないなぁ)とやはり思うのです。

私には”自分にとって美しいわけではないものをずっと見られる”この理由が全く分かりませんでした。



ただその謎を解く1つの出来事があったのです。

実は先週の土曜日〜月曜日までの3日間、彼氏のチャラぴ(チャラ男ぴっぴの略です)と一切連絡が取れませんでした。 

もちろん事前に「山に行くから電波が入らなくて連絡できないかも」というのはちゃんと聞いていました。

しかし「日曜日に下山する」と言って、その日になってもまだ電波が入っていない状態。(普段私たちが連絡を取り合うメッセンジャーは、そういうのが分かる仕様になっています)



何を思ったのか、私はチャラぴが山に入った土曜日に"13日の金曜日"を観てしまったので、その日は不安で全然眠りにつけませんでした。

一方で(まぁ1日くらい予定がズレることもあるか)と冷静に考えられる自分もいて、とりあえず月曜日には連絡が取れるようになるだろうと思いました。

心配なのもあったけど、ブログを書いても英語を勉強しても時間が全然過ぎてくれなくて退屈だったので、そういう意味でも早く帰ってきてほしかったです。




そしてなんとか月曜日になったものの、夜になっても電話は繋がりませんでした。

日本時間21時、向こうの時間は19時。

さすがに今からの下山はあり得ないと思った途端、何だか生きた心地がしませんでした。

 

私は普段妄想ばかりしているのですが、その能力がこういうときにも働いてしまい、(熊に襲われたのでは)とか(みんなでテントで寝ているときにめちゃくちゃ大きい岩が落ちてきたのでは)とか、嫌なことをたくさん考えてしまいます。

たったの1時間を永遠に感じるほど、不安に押しつぶされそうになったので、私は思わずチャラぴとも仲がいいスタッフに連絡をしました。



「チャラぴのことで何か聞いてない?」
 

「特に知らないけど、何があったの?」
 

「(経緯を説明)まぁ生きていれば良いや!」

 
「あの人強いんだからそんな簡単に死なないよ草」

 

みたいなやり取りをして、少し元気になった後に、スタッフは続けます。

 

「チャラぴがあなたの家族について心配してたよ」

 
「あなたは完璧だし、家は裕福だから、父親がすごく良い人とじゃないと結婚させてくれないんじゃないかって」

 
「あとこんな美人と愛し合えるなんて夢のようだとも言ってたよキャー」

 

 

 

 

 オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ

 

なに素晴らしすぎること言っちゃってくれてるんでしょうか。

私はチャラぴにもだし、そうやって話を聞いてくれていたスタッフにも感動して少しウルッとしてしまいました。

本当にありがとうということを伝え、その日は頑張って眠ろうとしたものの、やっぱり妄想が止まらずしまいには、


(もしかしてチャラぴが重要な何かを知っていたせいで、実はどこかの組織に捕らえられたりしちゃったんだけど、私と共通の知り合いはみんな多額のワイロを受け取っていて、こうやって騙し騙し日々をやり過ごしてだんだんと『え?誰のこと言ってるの?』って、最終的には存在を無かったことにされていくかもしれない…)

 
という宮下草薙森木になれそうなくらいのネガティブ思考に陥ってしまいました。

もう次に電話するときにはいっぱい注意しないと。こんなに長期間電波のないところに行かないで欲しいと伝えないと。

もしかしたら泣いちゃうかもしれないと色々なことを考えながら、やっと0時過ぎに眠りにつくことができました。

 


朝は6時前に目が覚め、いつも通り仕事に行って、忙しさに身を任せていたお昼過ぎにやっとチャラぴからメッセージがきたのです。


「ただいま可愛い子ちゃん」


という、まったくいつも通りの、とても3日ぶりとは思えない内容です。

そしてあんなにどれだけ悲しかったか伝えてやる!!と思っていたにも関わらず、私が実際に送ったのは


「おかえりなさいぴっぴ!! 疲れてない?」

「あー私はいま世界で1番幸せ」


という彼女として32738947998点の返事でした。


チャラぴがあまりに普通すぎたからか、あるいは単純に嬉しかっただけなのかよく分かりませんが、怒りや悲しみといった感情はそのときの私の中から完全に消え去っていました。



それからその日の夜は、いつも通りにビデオ電話をして「トラに食べられてたらどうしようかと思ったよ~」みたいな話をし、ケラケラ笑っているチャラぴを見ながら、相変わらずこの人の顔はどのパーツも全く好みではないなぁとまた思いました。

私は今まで好きになる人の系統がだいたい決まっていて、というか7割くらい顔で選んでいるつもりだったのです。

色が白い、鼻が尖っている、つり目、二重とか。


しかしチャラぴはつり目で二重だけど、鼻はスッとしてないし、肌も焦げ焦げだし、なんなら眉毛は全然手入れをしていないし、2ヶ月前に坊主にしたから髪も全然生えてないし、髭も剃ってないし。

今まで全く出会ったことも関わったこともないような人種です。

にも関わらず、先ほども述べたように、私はいつも吸い込まれるようにチャラぴの映る画面を見入ってしまいます。




その理由がずっと分からずに「好きになったら顔なんて関係ないんだろう」でなんとなく片付けていましたが、チャラぴがいないこの3日間で分かったのは、自分がいかに彼の"存在"に救われていたかということでした。

私が毎晩うっとりと見つめているのはたぶん、チャラぴの表面というよりも、その内面にある無限の明るさとか能天気さとかそういうものなんだと思います。

なので画面に映るのが顔ではなくて、肩とか臀部でもきっと同じように幸せな気持ちで見られるんだろうな。



私が3年間付き合っていた元カレを好きだった理由の1つに、「私のメンヘラを上手く扱えるから」というのがありました。

この情緒不安定さをここまで上手に対処できるのは、弟と元カレくらいしかいないと思っていたし、実際にそうかもしれません。

しかしよく考えたら、そもそも私はこのメンヘラを飼いならしたいわけではないのです。



チャラぴは全くの正反対で、他人の闇とかを一切理解しなさそうな人です。

恐らくいつか私の闇の片鱗に気付く瞬間があるだろうけど、「え、そんなことがあったの⁉大変だったね」みたいに純粋に驚きながら心配してくれて、でも翌日にはすべてをすっかり忘れていると思います。


誰かのそういった部分を見つけてもその人の一部として捉え続けずに、ただの情報として得て勝手に消化しそうな感じです。

悪く言えば単純すぎる人なのだけど、本当に人に影響されやすい私としては、チャラぴこそが取り込みたいその人であり、そばに置いておきたいのだと感じました。

困っている人がいる、そしたら助ける。かわいい子がいる、そしたら声をかける。足りないものがある、そしたら足す。やりたいことがある、そしたらやる。楽しい、それは楽しい。


なので顔がうんぬんとかじゃなくて、私にとって素敵に見えるのは、彼の持つあふれんばかりの人間としての素晴らしさなのでした。

アレはでも本当に天性のものだと思う。

彼が生きている30年間、誰からもまだ1人占めにされていなくて本当に良かった。



この前そんなチャラぴの話をいつもの後輩にした後に「なんか武井壮から知性を取った感じだなぁ」と表現したのだけど、これを越す的確な表現が未だに見当たらないです。

そんな感じのワンダフルな彼氏がいます。



以上!!!