森木製菓

果たして社長になれるのか!?

なんで「君」と好きな人なの? 『ハナミズキ』から考える愛と恋の違い(未完)

こんにちは!
森木です。


私には好きな教授がいるのですが、その教授は恋愛に対してかなり卑屈で、相談をしてきたカップルをなんだかんだで別れさせることで有名でした。

そして、ある日の授業中にこんなことを言ったのです。


「君と好きな人が100年続きますようにとか言うけど、100年も続かれたらたまったものじゃない」


超分かる。

実際どんなに好きでも100年も続きたくない。

例え武井壮さんが100年一緒にいようって言ってくれたとしても、1度きりしかない人生を1人の人間に捧げ…でも武井さんになら捧げられる気がする…。

愛ってこういうことですね。


以上!










という冗談はさておき、100年はさすがに比喩だとしても長すぎると思ったし、そんなに続く関係が本当にあるはずもないと思いました。


その教授のセリフを聞いてからしばらくして、何かのきっかけで一青窈さんの『ハナミズキ』の話を後輩としていたんです。

それで思ったんですけど、アレって"「君」「好きな人」が100年続きますように"って歌ってるじゃないですか。

「僕」と好きな人ではなく、「君」と好きな人なんですよ。

これって誰が願ってるんだろう?って思いませんか?


気になったので歌詞を全部見てみようってことになって、そして2人で顔を見合わせて言いました。


これが愛だ




22年しか生きていないやつが何言ってんだって感じかもしれませんが、現段階での私なりの解釈を書いていきたいと思います。分かる部分だけ。



ハナミズキ 歌詞 意味』で検索すると、9.11とか母視点とか色々な説が出てきますが、今回は恋愛的な解釈をした場合で書きますね。


まず、AメロとBメロにある

 どうか来てほしい
 水際まで来てほしい
 つぼみをあげよう
 庭のハナミズキ

という歌詞。


はじめこの曲を聴いたとき、私は孤島の波打ち際で仰向けになっている男の人の姿を思い浮かべました。

風間俊介さんあたりが良いです。


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多分、寝転がりながらその「君」への想いを馳せているのだと思うのですが、そこで思うのが「どうか来てほしい 水際まで来てほしい」なんですよ。

あくまでも自分から押し掛けたりはせずに、相手が来ることを願うだけ。

しかも来てもらったとしても、水際までで良いんです。
そこから先へは来なくても良い。

例えばこれが恋の歌だとしたら、自分から会いに行くか、あるいは来たのなら上陸して!ってなるんじゃないかなぁと思いました。


そしてつぼみをあげる下り。

私はずうずうしいので、(なんでつぼみなんだよ! 完成形を渡せよ!)と思ってしまったのですが、逆にどうしてつぼみなのか気になりませんか?


ちなみにハナミズキ花言葉を調べてみた(ハナミズキ花言葉(色:白,赤,ピンク)意味,誕生花 | 花言葉-由来)んですけど、

「永続性」「返礼」「私の想いを受けてください」

という意味があるそうです。


もしかして風間俊介がここでつぼみを渡したのって、僕があげるつぼみを君が咲かせて、その好きな人に届けてっていう意味なんじゃないかなと思いました。

あっ、君の役は夏帆さんです。


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もしも、風間俊介が咲いたハナミズキ夏帆さんにあげたら、それって「僕の気持ちを受け取ってくれ」ってことになりますよね。

だけど彼がここであげるのは、つぼみなんです。

そう、つぼみ。これから咲くつぼみ。

風間俊介が庭で育てたハナミズキのつぼみです。

情緒がありますね。(分からない)



そして、あの有名なサビ

 薄紅色の可愛い君のね
 果てない夢がちゃんと
 終わりますように
 君と好きな人が
 百年続きますように

が続きます。


「君と好きな人が100年続きますように」

こんなこと願えます???

私はまだ22歳のピチピチ青春真っただ中生まれたて女子大生なので、エゴが先立ってしまい絶対に出来ません。


さらには、「君の果てない夢がちゃんと終わりますように」ですよ?

君の果てない夢が、好きな人と一緒になることなのか、あるいはラーメン屋を開くことなのかは分かりませんが、その夢が終わりますように(=叶いますように)と願うその心。

風間俊介は本当に夏帆さんの幸せだけを考えているんです。

この時点でもうすでに愛じゃないですか。




しかし、風間俊介の愛はこれだけにとどまらず、2番へと続きます。
 
 夏は暑すぎて
 僕から気持ちは重すぎて
 一緒にわたるには
 きっと船が沈んじゃう
 どうぞゆきなさい
 お先にゆきなさい





ね。


ここってどう説明したら良いか分からないです。

単純に、君の負担になってしまうから僕は身を引くよっていうことかもしれないし、もっと深い解釈もあるのかもしれない。

それか、水際まで来て「俊介も来なよ!」と無邪気に言ってくれた夏帆さんを見ながらこう考えていたのかもしれません。

もしもこれが恋だったら、恐らくそのまま後先も考えずに一緒に行ってしまうと思います。

けれど、風間俊介夏帆さんの今後を考えた結果、自分は重すぎてしまうからとその場にとどまったんです。


すごい。

私には到底真似できない。


あと、なんで夏なのかっていうのは、多分ハナミズキの開花時期が4月~5月で、それ以降は枯れてしまうっていうのを重ねているのではないでしょうか。

夏は暑すぎてダメになる。




そして次のサビ。

 僕の我慢がいつか実を結び
 果てない波がちゃんと
 止まりますように
 君と好きな人が
 百年続きますように


自分で「我慢」と言ってしまうあたりが、聞いていて余計につらいのです。

あと「果てない波」が何を意味しているのかは分かりませんでした。

風間俊介夏帆さんと好きな人の三角関係のごたごたを表しているのか、あるいはこの中の誰かの心の荒れ様を表しているのかとか色々考えましたが、どれもしっくりこない。




次にCメロ。

 母の日になれば
 ミズキの葉、贈って下さい
 待たなくてもいいよ
 知らなくてもいいよ


この記事を書いたのが16日の午前1時頃だったんですけど、その段階ではこれがなんでこれが母の日なのか分からなかったんです。

ちょっとこれじゃ未完すぎると思っていったん保存しておいて、昨日その後輩に会ったから聞いてみました。


そしたら「母になったらということを意味しているんじゃないですか?」と言われてなるほどと思いました。

だって君と好きな人が100年続くことを願っているわけですから、母になるっていうことも当然あり得ますよね。

そしてもしかしたら、すでに結婚している夏帆さんの幸せを願っている歌なのかもしれない。


あと、ハナミズキの葉についてなんですけど、なんでカーネーションじゃなくてハナミズキでしかもなんだろうって思ったんですよ。


葉っていうのは、つぼみの段階では無いに等しくて、花が咲くにつれて一緒に成長していくじゃないですか。

つまり、「葉がある=ハナミズキの花が咲いた=君が想いを届けた」ということだと思いました。

だから、葉が送られてくることによって、風間俊介夏帆さんの近況を知るのです。

しかも、母の日まで待たなくてもいいし、知らなくてもいい。

強いていない。


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強いていない。








全部を理解した訳ではないので、まだ22歳は愛を語るには早すぎたのかもしれません。

でも自由な解釈ができるのが詩の良いところですよね。


最後に、愛することには終着点がないし、報われるか否かなんて考えてはいけないものだなぁと思いました。

恋だったら、成功するか失敗するかみたいなところがあるけど、愛は本当に行き着く先がない。

あと効率の良さも求めてはいけない。

こんな好きな人に出会う季節は二度とないから、信じることが全てLove so sweet。


好きな人と愛し合えることが一番幸せだし、風間俊介さんにも素敵な人が見つかればいいなというか本当に幸せになって欲しいです。(風間俊介じゃない)


っていう感じでした。


以上!


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