こんばんは!
世田谷区のUberEats利用者数すごくないですか。野良猫よりも見かけるんですけど。
最近なにかと話題のショートビデオ共有アプリ、TikTok(ティックトック)。
“YouTubeの広告によく出てきてウザい”ということで有名なアレです。(テレビCMでも見かけるようになりましたね)
私はYouTubeが大好きなので、その嫌なtiktokの広告を頻繁に目にしていたし、お気に入りのYouTuberの投稿を見るためにアプリもインストールしています。
そして他の人のtiktok動画もついでにチェックすることがあるんですけど、そのたびに疑問を抱くわけですね。
「このアプリ何がしたいんだ」と。
だってTwitterやFacebookのように他愛もない日常や有益な情報を共有するわけでもないし、音楽にのせて他人がワチャワチャしている様とか本当にどうでもいいじゃないですか。
こんな風に見ている側からしたら理解に苦しみますが、ここまで色んな人が虜になっているのだから何か良さがあるはず。
そこで今回は、「TikTokとはなにか」、「TikTokは一体どこが面白いのか」や「なぜここまで流行っているのか」などについて考えていきたいと思います。
同じように「なんだこのアプリ」と思っている方のモヤモヤを、少しでも解消できれば幸いです。
- そもそもTikTok(ティックトック)って何をするアプリ?
- 変なダンスだけじゃない! 使い方が多様化している今のtiktok
- TikTokは何が面白いの? 実際に使ってみて分かった5つの魅力
- TikTokがここまで流行っている理由
- そんな人気アプリTikTokがアメリカでは使用禁止に?
- (まとめ)楽しかったけど、今後も投稿したいとは思わなかった
そもそもTikTok(ティックトック)って何をするアプリ?
人気アプリである一方で、「漠然と知っているけど、よくは分からない!」という方は意外と多いのではないでしょうか。
簡単に説明をすると、tiktokは15秒~1分くらいの短い動画を撮影・加工して共有するアプリです。
運営をしているのは、中国のByteDance株式会社というIT会社。
tiktokの他にも”BuzzVideo”や”Ulike”といった若者に人気のサービスを提供しています。
そんなtiktokに投稿された動画には、Twitterやインスタ同様にいいねやコメントを残すことができます。
そして国内月間アクティブユーザー数は950万人(2019年1月時点)で、その中でも10~20代と若い子が多めです。
幅広い層が利用しているFacebookの国内月間アクティブユーザー数が2,600万人(2019年3月時点)なので、tiktokも侮るなかれですね。
また有名人の利用者も多く、HIKAKINさんやディーン・フジオカさん、さらにはPerfumeや嵐といった人気アーティストたちもtiktokに動画を投稿しています。
あとはYouTubeにあった「tiktok定番ランキング」という動画を載せておきます。気になる方は観てみてください。
Tik Tok定番ランキング TOP50【Tik Tok】 2020
なんとなくtiktokのイメージは掴めましたでしょうか?
変なダンスだけじゃない! 使い方が多様化している今のtiktok
また、tiktokと言えば”音楽に合わせてよく分からない動きをしている”というイメージが強いかと思いますが、久々にアプリを開いてみたらそれだけではありませんでした!
ざっと観た感じ、下記のような動画もたくさんありました。
- 料理
- ゲーム実況
- メイク
- 日常系
- 動物
- イラスト
- クイズ
- ASMR
2年ほど前まではダンスや口パクの動画が多かった印象ですが、最近は少しYouTubeっぽい使い方もされているみたいですね。
TikTokは何が面白いの? 実際に使ってみて分かった5つの魅力
皆さんとtiktokについて改めて共有できたところで本題に戻りますが、tiktokってまじで何がしたいのでしょうか??
楽しそうなのは何となく伝わるけど、見ている側からしたら恥ずかしいし意味不明だしあまり良いイメージがありません。
ただの”承認欲求を満たしたい人たちの集まり”にしか見えませんが、使いもしないのに決めつけるのは良くない!と思い、実際に投稿してみることにしました。(見なくても大丈夫です。本当に)
そこで分かった5つの魅力を書いていきます。
(余談ですが、最後に投稿した2年前よりパリピすぎて超こわかったです)
撮影・加工がとにかく簡単
やってみて1番感動したのが、撮影も編集もめちゃくちゃ簡単であるということ。
例えば動画を撮りたいときは、スマホのカメラと同じように撮影スタート時と終了時にボタンを押すだけ。
さらに編集のときには用意されたものを選ぶだけでエフェクトをつけられるから、それっぽいショートビデオを超手軽に作れてしまいます。
私は大学時代に映画サークルに入っていたのですが、同じような動画を作るとしたら、
撮影する→データを編集ソフトに入れる→並べてカットしてつなげる→音楽を合わせる→エフェクトをつける…
とたった数秒の作品でも、様々な作業をしなければいけませんでした。
だけどtiktokではこの作業が簡略化されていて、初めての人でも簡単に動画づくりを楽しめるようになっていました。
盛れすぎて自分じゃないみたい
一時期流行ったカメラアプリの”snow”みたいに、自分を超可愛くみせることができました。
毛穴なんて消え失せるし、目も大きくなるし、犬耳とかもつけられるんです。
ありのままの自分をあのちょっとコミカルな動きに合わせて自撮りし続けるのは結構キツいですが、別人のごとく盛れていたのでこれは楽しいわと思いました。
他のSNSよりも注目してもらいやすい
あとは、ネット世代の若い子が主に利用しているからか、いいねやコメントをもらいやすかったです。
1つの動画がだいたい15秒と短いし、新着ページをひっぱって更新すると他の人の投稿動画を観られる仕組みになっているから、ついつい色んな動画を観ちゃうんですよね。
TwitterやYouTubeといった他のサイトだと、認知が少ない出だしは評価をもらうのも一苦労ですが、ファン(フォロワー的なの)0人の私でも投稿して3分くらいで300回以上再生されていて、もれなくいいねやコメントを残してもらうことができました。
950万人もアクティブユーザーがいる中で埋もれることがないのはすごいし、「有名じゃない私でもこんなに観てもらえるんだ!」って思うとハマる気持ちも分かります。
承認欲求が満たされる
やはり単純に承認欲求が満たされました。
エフェクトで可愛くなった自分を想像していた以上の人に評価してもらえるからです。
しかも#(ハッシュタグ)をうまく使えば、tiktokのおすすめ一覧に表示され、よりたくさんの人に注目してもらえる可能性もあります。
才能を出せる新たな場である
そしてこれはtiktokの最大の魅力だと思うのですが、”一部の人にとっては能力を引き出せる場”になっています。
室田善弘さん著の『YouTubeはなぜ成功したのか』やモーリー・ロバートソンさんの『自分を信じていい時代 水平化した世界で生まれる多様性』に「ネットで様々なソフトが提供されたり、人の目に留まる機会が増えたのは、これまで金銭や環境などが原因で自分の能力を生かしきれなかった人にとっては、チャンスである」といったことが書かれていたのですが、まさにそれだと思いました。
実際にtiktokの今までのSNSには無かった”音楽×動画”で自らの才能を発揮して、注目されるようになった人もたくさんいます。
渡辺リサちゃん、ねおちゃんあたりが有名ですね。
また先ほど説明した通り、最近はダンスだけにとどまらず、様々な使い方をされるようになってきました。
上手く使っていけば、有名になりたい人にとっては良い手段ですし、逆に誰でも人気者になれるチャンスもありますね。
TikTokがここまで流行っている理由
tiktokの魅力は分かったけれど、次に不思議に思ったのが(なんでここまで爆発的に人気が出たんだ?)ということ。
調べてみたところ、下記2つの記事に分かりやすく書かれていたので貼らせていただきます。
共通して言えるのは、「投稿ハードルが低くなっていることが魅力」ということです。
一応簡単に内容をまとめると、1つめの記事では「作成する動画が15秒と短く、手軽で技術を要さないことから、工夫次第で誰でも注目される可能性があることが魅力である」といったことが書かれていました。
またもう1つの記事では、「文化が生まれやすくなっている」こと、そして「投稿内容を考えなくてもいい」ことにフォーカスしていました。
私がさっき投稿してみた"#絵文字チャレンジ"も似たような感じですが、この音楽にはこの動き!みたいな決まりがtiktokにはあります。
それで人はもともとベタを求めるもので、SNSは文化がベタになるからtiktokはここまで流行ったと。
あとはYouTubeやブログで何かを発信するとしたら、まずはネタ探しから始めないといけませんが、tiktokはそれが決まっているから撮影・編集だけでいいですもんね。
そんな人気アプリTikTokがアメリカでは使用禁止に?
日本だけでなく世界的に有名なアプリtiktokですが、数百万人のユーザーがいるアメリカで、11月12日に利用が全面停止となるという発表がされました。
理由は、中国企業が中国政府に個人データを渡してしまうことを危惧しているためだそうです。
tiktokでお金を稼いでいるtiktoker(ティックトッカー)たちにとってはかなり大きな問題ですね…。
詳しくは下記の記事に書かれているので、興味のある方はチェックしてみてください。
米政府、TikTokのダウンロード禁止に 中国による安全保障上のリスクめぐり - BBCニュース
(まとめ)楽しかったけど、今後も投稿したいとは思わなかった
そんな感じでtiktokは確かに面白いし、流行る理由もなんとなく分かりましたが、今後も投稿を続けたいとは特に思いませんでした。
まず10代のピチピチ若者層が多すぎて26歳が介入していいのか…?みたいな引け目もありましたし、あとは周りがやっていないからやる理由も見当たりませんでした。
TwitterやFacebookだと友達がたくさんいるから、まだ興味が持てるし、共有しがいがあるんですけどね。
やっぱりこれからも、好きなYouTuberや芸能人の投稿をチェックする程度に使っていくと思います。
ただ前回記事を書いた2年前と比べると、ものすごいスピードで使い方や利用者層に変化が見られたので、今後どう変わっていくのか楽しみです。
(2020/10/11リライト)