職場にパソコンの充電器を忘れてしまったので、久々にスマホからの更新となります。
タイトルの通り、魚の骨が刺さったので病院に行ってきました。
もっと詳しく言うと、空腹を紛らわすために食べていた焼きあごの骨が舌の付け根に刺さり、唾を飲み込むたびに痛かったため耳鼻咽喉科に行きました。
母が懐中電灯とバターナイフを使って頑張って見てくれたのですが、付け根も付け根の方、というか自分でもどこに刺さってるんだか分からないくらい奥の方だったためどうにもならず。
初めは放置しようかなと思ったものの、変に炎症とかを起こされて食事が取れなくなったりするのは嫌だなと思って近所の耳鼻咽喉科に連絡したところ、幸いなことに予約が取れたのでした。
病院に向かう間は情けない気持ちでいっぱいでした。
もう刺さってしまったものは仕方がない。
でも焼きあごって。(トビウオのことみたいです)
どうせなら鰻の骨を刺したかったです。
そして診察室に入ると、ヘッドライトみたいなのを装着したお医者さんが「荷物はここに置いてください。右ですか!? 左ですか!?」と聞いてきました。
あまりの気合いの入りように感動し、力強く「左です」と答えました。
最初は風邪を引いたときに喉を見るためによく使うあのノーマルな棒で舌を押さえられたのですが、見えなかったらしいです。
引き出しから何やらそれの第二形態みたいな棒を取り出しました。
「あー」とか「えー」とか言いながら、お医者さんもいろいろな角度から一生懸命見てくださったのだけど、それでも見つからない。
そしてまた引き出しを開けたかと思いきや、ついにそれより上の形態のL字状の棒が出てきました。
L字の何が怖いかって重力のかかり方が普通の棒よりも強いんです。
Lを逆さにして使う感じで、底辺の短い部分を舌にかけて、長い部分を掴んで下に押し込む感じです。
もう無意識の舌での抵抗など一切許されない。
しかしついに焼きあごの骨が見えたのか、またもやお医者さんが引き出しを開けます。
ピンセットを取り出すことなどは容易に想像できましたが、想像の5倍くらいゴツいのが出てきた。
L字を持ちながら片手で動かせるのか勝手に心配になるくらいイカついピンセットでした。
やっとこの痛みから解放される…と安心したのも束の間、そんなL字の、L字もかなり大きくて卓球のネットを支える角のアレくらいあったんですけど、それとイカついデカピンセットのダブルで口内を攻められたら普通にしんどいんです。
それで何回か嗚咽とまではいかなくてもちょっと危ない状態になり、その度にお互い謝るみたいな攻防を続けているうちになんと舌の痛みが無くなったのです。
その衝撃で取れたのか、あるいは押さえ込みの痛みの方が大きくて紛れたのかは分かりませんが、とにかく痛くない!!
念のため取れたか確認しようとなったのですが、私がまたうっ…って感じになってしまったため取れたことにしました。
お礼を言って820円を支払い、病院を後にします。
でもなんだか家に近づけば近づくほど舌の付け根の痛みを思い出すような気がしました。
帰宅をしたら母に「取れた?」と聞かれ、「取れたと思ったけどまだ痛いっちゃ痛い気もする」と言ったら「取れたと思ったなら取れたんだよ」と返されました。
そんな気持ちの問題で何とかなるものじゃないでしょと思いましたが、「じゃあ取れたね」と言っていつも通りご飯を食べ、梨泰院クラスを見ていたら知らないうちに痛みが消えていました。
本当に気持ちの問題だったかもしれないし、何なら焼きあごの骨が刺さったというところから実は気持ちの問題だったような気すらしてきます。(違うよ)