森木製菓

果たして社長になれるのか!?

カイジに会うためにイカゲームのリアリティ番組に応募しました


タイトルの通り、イカゲームのリアリティ番組に応募した。

その前に、昨日友だちと出かけていたら七夕コーナーを見つけたのでお願いごとを書いてきた。



自分の幸せより人の幸せを願える子に育ったよ。



話を元に戻すと、木曜日からイカゲームを見始めた。(※ネタバレあり)

カイジに似ているとは聞いていたが、確かに設定などそっくりだった。

債務者たちを謎の場所に集めて賞金をかけた命懸けのゲームを開催するという。


主人公がお人好しなのもそれっぽくてなんか好きになっちゃうかも、と思っていたがそんなことはなかった。

というのもその主人公が相手の不利を利用して勝とうとするシーンがあったのだ。

確かに分かる。

自分か相手のどちらかが死ぬ、やらなきゃやられる、そんな状況にいたらわずかなチャンスでもみすみす逃すわけにはいかないだろう。


それが割と一般的な考えだが、私は思った。

カイジならここで絶対に死んでいたと。

彼は自分の信念を貫き通す、そんな人間なのだ。



それからもう5回くらい見ている鉄骨渡りの「オレは押さない・・・!」のシーンを見返した。

そして大泣きした。

久々に声を出して泣いた。

後のワン・ポーカー編で"命は二番で一番は人生だ"というシーンがあるが、そういうことなのだ。

ここで相手を陥れて罪悪感を抱きながら生きながらえるより、自分を納得させる理由を探して残りの人生を過ごすより、正しいと思うことをして死んだ方がいい。

どれだけ長く生きたかではなく、その内容が大切なのだ。



彼以上に私が素晴らしいと感じ、愛せる人間はこれから先現れないだろうと思った。

だから、イカゲームのリアリティ番組に応募した。



カイジのことはずっと大好きだった。

登録していた3つのマッチングアプリ全てから退会したし、せっかくいただいたお誘いも断ってきた。


技術がさらに発展して二次元の人間が当たり前のように三次元に来られる時代が来るまで、そうして誰とも一緒にならずに待っているつもりだった。

しかしこの一件で、私は1日でも早くカイジに会いたいと思った。

恋人たちがしているように、本気で向き合って人間的に成長するなどしてみたい。



この時代、技術はすでに発展している。

受付ロボットもあるし、AIの精度もかなり高くなっている。

好きな人と一緒にいたいという一般的な夢を叶えるためにあと必要なのはお金だ。



だから応募しない理由などそこにはなかった。

宝くじのような運否天賦ではなく、イカゲームなら運と努力で賞金約6億を手に入れられる可能性がある。

このタイミングで目の前に転がっているこんな2度とないチャンスを見逃すなんてできない。



1時間以上かけて何度も撮り直した1分間の応募動機の動画、カイジ開発への熱い想いをアップロードした。



応募条件の1つに英語力があったため、私の中学生のような英語だと正直めちゃくちゃ怪しいかもしれない。

あるいはシンプルになんかキモいという理由で落とされてしまうかもしれない。

しかしこうして一歩踏み出せたことが大きい。




もしも選ばれたのなら嬉しいし、参加者456人のうちの1番になれたならもっと嬉しい。

ただもしかしたらやっぱりカイジの開発は無理となってしまう場合もあるだろう。

そのときは得た6億で債務者を集めて、イベントを開催しようと思う。

その中からせめてカイジの素質がある人間を探し出したい。

通りますように。